THE MENTALIST season2」を見てます。videoストアで見られるのは今月いっぱいのようなので、毎晩1話のペースで。

事件関係者に次々とあからさまに疑いをかけていき、その反応をDaiGoのように読み取って、通常の捜査手法では暴けない事実を次々と暴いていく様は痛快です。

誰かれ構わず片っ端から疑いをかけて追い詰めていくので、当然あらぬ疑いをかけられた人は激怒して抗議をしてきます。でも、パターンとしては、そういう抗議をしてくる人も殺人事件に関しては無実だけれど、横領とか密売とか悪いことをしていて、不当捜査を訴えるならこちらも横領を摘発しますよ…みたいな、いわゆる司法取引が行われて穏便に済まされます。

他にもアメリカの刑事ものをいくつか見たのですが、日本との大きな違いは拳銃と司法取引が多用されること。

そこはドラマですから、現実にはそんなに出てくるものではないのかもしれませんが、余りに現実離れしていたら視聴率も下がるでしょうから、そこそこ本当なのでしょう。少なくともアメリカ人の感覚として、この種の取引を行うことに日本人ほどの違和感は感じないであろうことは確かなようです。

そして、面白いもので、何度もドラマを見ていると、そういう駆け引きをするのが当たり前のような気がしてきます。

そんな気持ちの変化が起きた頃に、北朝鮮の核実験のニュースを見ました。そして、あることを思い出しました。金正日氏が健在だった頃に、核開発を武器にアメリカと交渉しようとするやり方をどう思うか?という街頭インタビューを韓国(ソウルだったと思う)で行ったものです。意外にも、「敵ながらアッパレ」的な評価が多かったと記憶しています。日本政府の交渉下手に比べたら、アメリカも北朝鮮のロジックの方がわかりやすいだろう…みたいな解説もあって、当時は憤慨した記憶があります。

正当だとか正当でないとかそんなことよりも、使えそうなカードはダメもとでもどんどん使っていって、相手の反応を見て次のカードを選んでいく…日本人からすると、そんななりふり構わぬやり方は卑怯で見苦しいのだけれど…

でも、これが世界標準なんじゃないか?と思うようになった自分がいて、それに気づいて自分でビックリ…という今日この頃です。

そう考えると、北朝鮮、中国、ロシアの最近の動向もそんなに不可解ではなくて、確かに脅威は脅威なんだけど、ちょっとだけ自分のなかで質が変わったような気がします。

英会話の勉強も兼ねて、なるべく字幕の米ドラマを見ております。これには、やはり面白いドラマでないと身が入りません。面白いと登場人物に感情移入しますし、ドラマの中のシーンも印象的なものとなり、こういう場面でこういう言葉を使うのか!という発見が記憶に強く残ります。

読み書きは公文で勉強しますが、聞く・話すはvideoストアで慣れるつもりです。

巷で話題の「聞き流し勉強法」だと、わたしの場合、本当に聞き流し(スルー)してしまうのでダメなんです(笑)

(2013/2/20記)