ブログネタ
爆笑問題 に参加中!
NHK「爆笑問題のニッポンの教養#61」(2月10日放送分)を見ました。音文化学の藤枝守先生でした。これも無茶苦茶私好みの話でした。太田流哲学的対話が少なかったのですが、藤枝先生のお話がとても面白かった。

平均律の話は以前にもどこかで聞いたことがあります。バッハやベートーベンの曲(平均律普及以前の曲)は、作曲者が意図した音と違う音を現在聴いている。それ以前の古典調律で演奏した方が、モーツァルトなどもより癒される…というような話。

楽器の演奏が苦手だったところから音楽が大嫌いになってしまった私ですが、レコード鑑賞の時間は大好きでした。だから、本当は音楽嫌いではないはず。社会人になってから、物理の周波数という観点から音楽を見つめ直したら、楽譜も数学的な記号であることがわかって、興味を覚えました。もっとも、未だに譜面は読めませんけどピタゴラスが音楽にハマったのもうなづける気がする。

「絶対音感なんて、あれはまさに信仰、あれはまさにフリークですよ、あの感覚は。」という先生の言葉は痛快でした。

バッハが意図したと思われる音階で演奏したものを、機会があればいつか聴いてみたいと思っています。

《つづく》