トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

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規制緩和ということなのでしょうか。

例えば歯医者さんは非常に増えたらしい。その弊害として「年収200万以下の歯科医がいる!」という週刊誌の見出しを見たことがあります。市場規模(患者さんの数)に対して、供給過剰状態になっているということなのでしょう。

これは決して私の場合も他人事ではないのでありまして、鍼灸師も同じなのです。養成のための専門学校の設立に関する規制が若干自由化されたということだと思うのですが、学校が増え、卒業生も増え、資格を取得した人も増えました。歯医者さんと同じく、戦国時代に突入したとも言われているようです。

これは、こういった業種に関わらず、ほとんどの業種で見られることかもしれません。有名なのは、タクシーでしょうかね…

競争の激化を招くため、利用者の利益にはなるかもしれませんが、働く方は大変になります。料金の下落は賃金の下落につながります。かくして、ワーキング・プアが増加するわけです。

これは儲かりそうだ!という業種があると、みんなこぞって参入してきます。そうすると結局、上記の現象が起きまして、ワーキング・プアを生まない業種はどんどん減っていく。

さらに最近は不景気ですから、デフレという点でも料金の下落は加速し、賃金は上げられなくなっている。

格差社会というのが一時期問題になりましたが、格差は大きくてもいいのです、豊かな人が多ければ。プアな人が多いから深刻なのです。ワーキング・プアどころか、ワークもできない人まで増えている…

ワーキング・プアの一人としまして、まず、仕事は選ばずにやることでしょう。さらに、一つだけではやっていけないから、掛け持ちのできる仕事を組み合わせてやっていくしかないかな…と思っています。

先日から展開しております「純粋でない」=「空」という強引な理屈に基づきますと、これは「空」に近いですね。何でもやっているので、何屋さんなのか分からない状態。「無職」ならぬ「空職」。これが理想的だとは思わないけれど、人間の幅は広がりそうですね。

空の職業と言えば、JALも大変なようです…。
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「背中のこの辺りが凝っていますね」と言うと、「それはどういうことですか?」と尋ねるお客さんは割りと多いです。「○○の働きをする××という筋肉に負担がかかってコリができたということです」と説明すると、物足りなそう反応。中には、「勉強不足だな」とおっしゃる方も。

 こういう方は東洋医学に興味を持っている方が多く、「この位置は○○のツボの近くですから、肝臓が悪いんじゃないですか?」的な説明を期待されているようです。そのことは私も重々気付いてはいるのですが、敢えて上のような説明で終わらせています。

 私が鍼灸師になる前に、ある医学博士に言われたことがあるのです。「東洋医学の脈診やら触診やらで、胃が悪いとか肝臓が悪いとか指摘できたとして何の意味があるのかね?胃のどの辺りに直径何ミリのポリープがあって、それが良性か悪性か?というところまでわからなかったら、医学的には全く意味が無いだろう?」

 私も理系の人間ですから、これには全く同感です。ただ、いいとか悪いとか言うだけなら、それは診断ではなくて、占断つまり占いでしかないと思います。お客様に面と向かっては言えないので、この場を借りて反論致します。どちらが勉強不足でしょうか?
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