トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:軟骨

【きょうの健康9月号から】
・骨と骨の間でクッションの役割をしている軟骨がすり減って痛みや変形が起こる。
・指の特定の関節に起こる、左右対称に起こることが多い、痛みや腫れがつづいてやがて変形する、などの特徴。
・関節リウマチは全身の病気なので、指だけではなく全身の関節に症状が現れる。
・軟骨がすり減る原因は、遺伝的体質、指への負担が大きい仕事・運動などと考えられる。中高年の女性、長年にわたって手作業を続けてきた人に多い。突き指などの怪我も原因となる。
・軟骨の栄養は関節を動かすことで分泌されるので、あまり動かさないのも良くない。

◆ヘバーテン結節
・人さし指,中指,薬指,小指の第一関節(指先から数えて一番目)の軟骨がすり減って起こる。
・関節に腫れや痛みが生じ、物をつまんだり手を強く握ることが難しくなる。
・骨棘ができると腫れや痛みが増す。
・関節が不安定な状態になり変形が生じる。

◆母指CM関節症
・母指のCM関節(指先から数えて三番目)に起こる。
・軟骨がすり減って、親指の骨が外側にずれて、亜脱臼になる。
・その結果、親指の付け根が変形して外側に出てきて、親指と人さし指の間隔が狭くなる。親指を外転できなくなる。
・ビンの蓋を開けたり、ドアノブを回すのがつらくなる。
・母指を広げた状態を保つ装具(関節用バンド)を付ける。
・手術で、腸骨の一部を移植して関節を固定することもある(関節固定術)。他の関節が動くので、日常生活に支障はない。

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これはなるべく避けたい痛みです。程度の軽い炎症であっても、靭帯のダメージは修復に時間がかかります。

修復に必要な栄養(材料やエネルギー)は血液によって補給されますが、靭帯の中には血液は流れていませんから、血管がはりめぐらしてある他の組織よりも時間がかかるのです。しかも関節は動く場所ですし、大体においてよく使う関節ほど壊しやすいものです。

また、痛いからといって動かさないでいると、動かなくなります。可動域が狭くなる。つまり膝ならばまっすぐ伸びなくなったり、正座できなくなったり。関節の中の軟骨は負荷をかけておかないと逆に脆くなるという意見もありますから、大事を取り過ぎるのも×なのです。

痛みが止まるのなら関節の中まで鍼を刺して欲しいというお客様もいらっしゃいます。それだけ切実なわけですが、私はお断りしております。関節内も前述のとおり血液が入り込みませんから、ばい菌に対しても無防備です。アルコール消毒で針を刺入するなんてことは医者でもしません。

以上のように大変厄介です。関節には気をつけましょう。
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