トトガノート

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Tag:警察

先日、ある殺人事件で、被害者の男性の車の足取りがカーナビの記録から分かって、捜査に役立ったという話がありました。悲しいことではありますが、こんな役立ち方もあるんだな…と改めて気づきました。

自動車とかケータイは、変な言い方ではありますが、完全犯罪の必需品だと思います。一流の犯罪者になるには、今どき「車が運転できない」とか「ケータイが使えない」とか言ってられない。

それなのに、警察の側は、自動車やケータイに関して、旧態依然の捜査方法を強いられているように思うのです。つまり、捜査側にはとんでもないハンデがあると。

例えば、自動車には、カーナビとはいかないまでも、簡単なGPSの標準装備を義務付けてはどうでしょうか?簡単な携帯端末のような通信機能も義務付ける。そして、何時何分にどこにいたかがGPS機能で常に記録され、その都度、通信機能によってデータセンターに報告される。あとで警察が調べようと思えば、データセンターに問い合わせれば良い。

これで、ひき逃げはほぼゼロになると思います。事件現場近くの車の動きは全て把握されていますから、逃げても必ず捕まります。逃げ得がない以上、加害者は車を止めて、被害者の救命に専念するはずです。

逃走車両を見逃しても全く問題ない。無理な追跡をしてパトカーが事故ってしまったなんてこともなくなります。データセンターからの遠隔操作で、車のエンジンを止められるようにしてもいいかもしれません。

スピード違反の取り締まりも、理論上は、データセンターのコンピューターが行うことが可能です。道路につっ立ていなくてもよくなるかもしれない。

各車両に取り付けられたこれらの機能を取り外す改造車が出てくることでしょう。こういう車だけ、路上パトロールで取り締まればいい。

ケータイに至っては通信機能は勿論、GPS機能も大抵付いていますから、すぐにできそうです。車とケータイが追尾されているとなれば悪い事はできないし、やってしまっても観念する人がほとんどではないでしょうか。

「義務付ける」と言うと反対意見が出ると思いますので、希望者だけにするのがいいかもしれません。希望した人は逐一監視されることになりますが、警察の捜査に協力するということですから、メリットとして車やケータイを安くすればいい(政府が補助金を出す)。警察の手間が省けますから、浮いた人件費を補助金に充てればいい。

反対意見の中心は、「プライバシーの侵害」になると思います。でも、警察が捜査目的以外でテータを閲覧した場合に、とんでもない厳罰を処すように法整備すればいいんじゃないかと思うのです。

この場合の「プライバー」は、「完全犯罪を行う権利」を主張するのにほぼ等しい。「プライバシー」という概念が多くの迷惑な犯罪を激減させてくれたのは事実ですが、その一方で、凶悪犯罪の捜査を難しくしている側面もあります。

IT技術が進むことで、この傾向はますます顕著になっていくのではないかと危惧しています。そろそろ考える時期ではないでしょうか?
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テレビ朝日開局50周年!と去年から言ってるような気がするんですけど、私好みの番組がポンポンと出てくるので毎回楽しみにしています。60周年を迎えるまで、50周年記念番組を作り続けて欲しい…

「刑事一代」も良かったです。吉展ちゃん誘拐事件の容疑者を落とすところはテレビに夢中になってしまいました。いつものようにパソコンにワンセグを録画して事務処理しながら見てたのですが、事務処理が全然進みませんでした。

やはり、渡辺謙さんはいいですね。「はね駒」(NHK朝の連ドラ1986年)の時から大ファンですという賛辞は多いと思うので、違うこと書きますね。

こういう職人気質の人はいいな…(謙さんも職人気質の俳優さんですね)と思ってみていたんです。こういう人が警察にも昔はいたんだな…と。警察の人がこれを見て、考え直すところがあればいいな…と。

ところが、三億円事件では八兵衛さん(主役の刑事さん)が全然活躍できなかった。「この事件は今までのようなやり方では解決できないんです!」と若手に責められてしまう。「人間が変わってしまったんです。職人のようなやり方ではもう通用しないんです。」…これじゃあ、これを見て八兵衛さんみたいな刑事になりたい!とか思う人はいないですよね。警察の言い訳に使われてしまいそうです。

確かに、人間が変わったし、社会も変わったし、八兵衛さんのやり方が通用しない事件は増えたかもしれません。でも、調書の内容を徹底的に頭に入れて、寝食を忘れて執念深く追い続けるというのは基本だと思うんですよね。社会が変わったから具体的な方法は変わってくると思いますけど、基本は同じじゃないでしょうかね?

「人間(犯罪者)が変わった」というのは日々のニュースで痛切に感じます。レベルアップしてます。でも、だから警察はレベルダウンして仕方がないということにはなりませんよね。

警察の方は本当に頑張って下さっているんでしょうか?「刑事一代」の録画を見終わってすぐに、こんなニュースが飛び込んできました。「女性警察官の拳銃誤射相次ぐ 神奈川県警、テレビに命中」

テレビに命中したから、射撃の腕は確かだと喜ばなければいけないんでしょうか?
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パトカーを見たら、シートベルトを確認する、携帯はいじらない、制限速度を守る、というくらいが注意事項だと思っていたのですが、最近はそれだけではダメらしい…そんな事故を目撃してしまいました。

11月20日午前10時15分ごろでした。私は山形県寒河江市西根の国道112号の交差点(寒河江警察署がすぐ近くにある)に向かって北進しておりました。

前方にパトカーが信号待ちしていました。警察の方とは苦い思い出もありまして余り近づきたくなかったので、ゆっくりパトカーの後ろに接近していったのですが、交差点の角のモスバーガーの駐車場から車が出てきて、道路に斜めに頭を出した状態になりました。トヨタのノアみたいな車でした(以降ノアと書きます)。パトカーと私の間にノアが入ってくれたので「あ〜良かった」と思ってました。

ところが、このパトカーが何を思ったのかバックし始めたのです。「おやおや、まさかぶつかったりしないよね」と思って見ていたら、ドシンという感じで、パトカーとノアが揺れました。なんと、完全に停車しているノアにパトカーがバックして衝突したのです!

パトカーから二人の制服警官(40〜50代のベテラン風)が出てきました。ノアからは30代くらいの女性。警官はさすがに事故処理に慣れているらしく、さわやかな笑顔で女性に駐車場に車を止めるように合図しました。ノアがバックすると、パトカーの後ろのバンパーがベッコリへこんでいるのが見えました。

このとき、雪が少し降っていたのですが、日も照っていて視界が不良ということはありませんでした。融けかかった雪が路上にありましたが、ノーマルタイヤでも問題ない路面状態。ノアはパトカーの後ろに完全停止してから少なくとも3秒は経っていたはず。ノアのような大きな車が死角に入るとも思えない。パトカーが後方確認を怠った以外に、事故原因は考えられません。

若葉マークとか落ち葉マークとか身障者マークとか付けていない車が…というか皆の模範となるべきパトカーが!

恐ろしい世の中になったものです。こんな間抜けた運転をしていて、狡猾な犯罪者と闘うことができるのでしょうか?

ともかく皆さん!パトカーを見たら気を付けてください。ケータイとかシートベルトとかスピードメーターの確認も大事ですが、まずは危険回避に努めるべきです。パトカーが自分に突っ込んで来ないかどうか、チェックしてください。
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十年ほど前だったと思います。私、交通事故を起こしました。道路を直進中に脇から車が出てきまして、私を発見した相手が驚いて道路の真ん中で停車してしまったので、私の急ブレーキも間に合わずに衝突したのでした。

私の車はポンコツでも一応外車だったので殆ど無傷。それに対して、相手は軽自動車で脇腹に突っ込まれたということもあり、前輪の車軸が曲がりました。辛うじて走行はできるし、人間は全く無事でしたので、警察の方も「この程度で良かった、これから気を付けてね」という対応でした。

こういう場合、保険会社間での過失相殺の比率は予め決まっているらしく、相手が出てきたのは道路ではなかった(ある公共施設の駐車場)ので、私には有利だったようです。相手の若いお姉ちゃんは、当時流行っていた分厚い厚底サンダルで運転していましたが、それは加味されませんでした。

現場検証を終えた警官が、我々当事者二人に
「こういう事故を今後回避するためにはどういう注意が必要だと思いますか?」と尋ねました。
「思い当たりません」と私は答えましたが、
「それではまたこういう事故が起こるかもしれませんよ」と警官は言いました。
「では、衝突しそうな車を発見する前にクラクションを鳴らし、急ブレーキを踏むことでしょうかね?」

でも、このあと私も、このへそ曲りな回答には反省しています。ドライバーが心がけなければいけないのは事故の回避です。法令遵守は2番目なのです。

さて、今回の佐世保の銃乱射事件。佐世保署は、猟銃所持許可に関しては「問題なかった」という回答でした。これに関する法律とか、警察内部での手続きのマニュアルにのっとって許可されていたということなのでしょう。でも、責任逃れの言でしかありませんね。

こういう事件を回避することが至上命題で、マニュアル遵守は2番目だと思います。こんな事件を防げなかったのに、「問題なかった」と言える神経はどうかしている。

一般的には、現場の至上命題を弁えて「自分から仕事を見つけて働く人」と、「言われたこと(マニュアル)しかやらない人」の違いだと思います。人を雇う立場の人から見れば、後者のような従業員は要らないんです。警察署もしかりです。
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