トトガノート

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計算

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公文式の説明会で聞きました。学校では「意味」を大切にするらしい。「公文式は計算を速くすることだけを重視していて、「意味」を教えない。」という批判があるらしいのです。

公文式は「取りあえず計算が速くできるようになって下さい。できるようになってから意味を考えて下さい。」というスタンスだそうです。私も、それが正しいと思います。

例えば学校では、「5+3はどうして8なのですか?」ということに重点を置いて足し算を教えるらしいのです。みかん5個とみかん3個の絵を描かせて、数えてみたら8個。だから8個。これが「足し算の意味」だそうですが、こういう意味にこだわる意味があるのか?私はそちらの方が気になります。

国語とか英語だったら、どうでしょう?「みかん」をどうして「みかん」というか、教えるんでしょうか?どうして主語とか述語があるか、教えるんでしょうか?それは、いずれ興味があれば語源とか文法とかの勉強をすればいい話です。私は、意味は後からついてくるものだと思います。

ゲームをやるように計算をして、後で「みかんだったら…」とか考えた方が楽しいんじゃないだろうか?意味にこだわるから、勉強がゲームよりつまらないものになるんじゃないだろうか?国語や英語を、語源や文法から勉強させたら、ほとんどの人がウンザリしますよね。

理系の科目(数学を含めて)は違うんじゃないか?という反論はあろうかと思います。私も学生の頃はそう思っていました。でも、今は国語も英語も数学も同じだと思っています。

「分かる」というのは経験を積み上げることなんじゃないかと思うのです。

いろいろな日本語を聞いて、自分も真似して話してみて、少しずつ他人に通じるようになって…そういう経験の積み重ねが「日本語を分かる」ということなのではないか?英語も同じ。

文法は規則性を帰納的に抽出したものです。つまり、後から付いてきたもの。初めに国文法や英文法があるわけではない。

四則演算も、いろいろな問題を解いて、たくさん○をもらって…「5+3」が「8」以外には見えなくなったら、「分かった」ということ。

こんな話があります。プランクが後日述懐したことだったと記憶しております。

量子力学が出始めた頃は、アインシュタインを筆頭に多くの物理学者が受け入れられないと言いました。若きプランクは量子力学の発展に貢献し、物理学界でも理解されるように努めた人です。晩年を迎える頃には、量子力学が学界の常識になりました。

でも、プランクは言ったそうです。これは量子力学が理解されたからではない。量子力学以前の物理学を勉強してきた人たちが死に、量子力学を勉強してきた人たちが学界の多数を占めるようになったからだ…

量子力学は後世になって認められたわけですから、意味としては正しいということだと思います。理科が「意味」が全ての学問であれば、アインシュタインも容易に受け入れたのではないでしょうか?彼が受け入れられなかったのは、それまで積み上げてきた彼の物理学の経験が妨げになっていたのではないかと思うのです。

つまり、数学と区別がつかないような理論物理学の世界であっても、「意味」よりも「経験」のほうが意味(!)がある、と言えそうなのです。
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「脳を育て、夢をかなえる」
第5章「前頭前野をきたえる音読パワーと計算パワー」と第6章「自分の夢を見つけ、かなえよう!」を読みました。以下の実験結果が示されています。

音読や計算が頭の準備運動になる
テストの前に、「物語の音読」や「一桁の数字どうしの足し算」を2分間行ったら、テストの成績が良くなった。テストは、迷路テスト(場所や位置の関係を教える頭頂連合野の働きを調べる)、符号合わせテスト(前頭葉や頭頂葉の総合的な働き)、単語記憶テスト(前頭前野の働き)の3つ。小学生20人で試しましたが、音読や計算をすると、大人よりも良い成績を上げることもあった。

お年寄りにも有効である
介護老人福祉施設において、月曜〜金曜に国語(音読中心)と算数(計算問題中心)のドリルをそれぞれ10分間学習してもらった。効果はFAB検査(前頭前野の働きを調べる)で評価した。学習を6か月続けたグループは、しなかったグループよりも明らかに成績が良かった。

FAB検査とは
前頭前野の働きを調べる。
1.二つの物の似ているところを答える…「りんご」と「バナナ」なら「食べられる」「果物」「木に実る」など3つ以上言えれば合格。
2.言葉をたくさん作る…「か」で始まる言葉をできるだけたくさんあげる。1分間で10言えれば合格。
3.両手運動テスト…3つの運動を3回繰り返して見せる。その通りに再現できるかどうか。6回以上続けられたら合格。
4.指運動…合図に合わせて、決められたルール通りに指を動かす。2種類のパターンで行う。
5.動かないテスト…「私の手を握らないで下さい」と言って、被検者の掌に検者の掌を近づける。手を握らなければ合格。

眠っている時、前頭前野は休んでいる
睡眠にはレム睡眠という状態があって、聴覚野や視覚野が活発に働いていて目がキョロキョロ動きますが、前頭前野はノンレム睡眠のときはもちろん、レム睡眠のときもしっかりと休んでいる。

コンピュータゲームでは前頭前野は働かない
シューティングゲームや横スクロールアクションゲームをしているとき、視覚野(画面を見る)、運動野(コントローラの操作)、下側頭回や頭頂連合野(キャラクタや空間認識)は働くが、前頭前野は働かない。むしろ、前頭前野の休息になるかもしれない。

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「脳を育て、夢をかなえる」
第3章「“ことば”で前頭前野はどうはたらく?」と第4章「数や計算が前頭前野を赤くする!?」を読みました。

【言葉に関する前頭前野の活性状態】

× 単語を聞く:「犬」や「車」などの簡単な名詞を聞いているとき
音を聞くときに働く聴覚野だけが活動。短い単語を聞くだけでは、前頭前野は働かない。

△ 言葉を思いうかべる:「走る」や「食べる」などの動詞を思い浮かべているとき
左脳の前頭前野が働く。

△ 人に向かって話す:頭の中で、人に向かって何かをしゃべろうと考えているとき
左脳の前頭前野や、多くの場所が働く。あの人に会ったら何て話そうとか考えるだけでも可。

〇 黙読:本などの文章を、声に出さずに読むとき
左右の前頭前野が働く。でも、まんがではダメ。

〇 音読:本などの文章を、声に出して読むとき
左右の前頭前野をふくめ、多くの場所が働く。

〇 字を書く:難しい漢字を、書きながら覚えるとき
左右の前頭前野が働く。暗記をするときの王道。


【数字に関する前頭前野の活性状態】

〇 数となえ:1から10までを、頭の中でとなえているとき
左右の前頭前野が働く。

〇 数となえ:101から110までを、頭の中でとなえているとき
左右の前頭前野が1から10までのときより働く。大きな数をとなえるほうが、脳ははたらく。

〇 数となえ:47までの素数を、頭の中でとなえているとき
左右の前頭前野やさらに多くの場所が働く。数について考えながらとなえると、脳はきたえられる。

〇 一桁の計算:一桁の足し算を暗算で速く解いているとき
左右の前頭前野が働く。

△ 一桁の計算:一桁の足し算を暗算でゆっくり解いているとき
速く解かないと脳は余り活性化しない。

△ 複雑な計算:難しい計算問題を暗算で解いているとき
左脳の前頭前野しか働かない。言葉を使う時に働く場所が活性化する。複雑な計算には国語力も関わるらしい。


【その他】

〇 すらすら計算:小学生が十分に学習して、すらすらできる計算問題を解いているとき
左右の前頭前野が働く。復習をすると、左右の脳のバランスがよくなる。

△ がんばり計算:小学生が今学習している、少し難しい計算問題を解いているとき
左脳の前頭前野が活発に働く。考えながら懸命に解くときには、左脳ががんばっている。

△ すらすら演奏:楽譜を見なくても弾ける曲をピアノで弾いているとき
右脳の前頭前野が活発に働く。左脳の前頭前野は余り働かない。

〇 がんばり演奏:まだ練習中で、楽譜を見ないと弾けない曲を弾いているとき
左右の前頭前野が働く。

《つづく》
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