ところが、数日で動かなくなったのです。早速購入先のシスクさんに調べていただきました。原因はイーサネットコンバータ(バッファロー社製WLI3-TX1-G54)のファームウェアのバージョンが古かったためでした。昔買ったままのコンバータを最新のWin7につないだ私が悪いのですが、シスクさん以外の電器店から購入していたら分からないままだったことでしょう。普通は、自分のところの商品に問題が無ければ、相手にしてくれませんから…。
それだけ、パソコンのトラブル解決は大変だということです。
まだ、ウインドウズが98辺りのころだったと思いますが、「車がウィンドウズだったら…」というのが流行りました。
・もう運転を終えるというのに、エンジンを切るときは「スタート」ボタンを押す。
・走行中にしばしばフリーズして、急停止することがある。リセットボタンを押して再起動しなければならない。
というような項目がいくつか列挙してあって、ウィンドウズを痛烈に皮肉っていました。当時のウインドウズは今以上に不安定でしたから、ユーザのほとんどがマイクロソフトに恨みを持っていたと思います。
それでも、パソコンは車じゃないから、フリーズしても人が死ぬことはない…と言って苦笑していました。「パソコンは車じゃない」という大前提のもと、この皮肉は成立していました。
ところが、この大前提が崩れつつあるようなのです。「車がパソコンになりつつある」…つまり、車の電子化です。
最近の高級車に搭載されているコンピュータはパソコン4台分くらいあるそうです。これは、車1台の方が、パソコン1台よりもトラブルを起こしやすい事態が予想され、問題解決も難しいということです。それが表面化したのが、今回のプリウス問題かもしれません。
電子制御システムに問題があるのか、ないのか…
パソコンのトラブルは日常茶飯事なので、自動車がとっても恐ろしいものに思えてきました。