ブログネタ
どうしようもない政治 に参加中!
タバコ税増税がまた持ち上がってきました。吸わない人からすると痛くもかゆくもないし、煙たくなくなるだろうから、反対する理由はないのです。何度も話題になってるし、いいんじゃないですか…という感じです、正直なところ。

ただ、「自分さえよければいいのか?」と言われると感ずるところはあります。「高額所得者には増税します!」と言われても、取りあえず「賛成!」とは言いますが、やはり「自分が該当しなければあなたはいいんですか?他人にだけ払ってもらってそれでいいんですか?」と言われると、良心の呵責みたいなものを感ずるのです。

タバコ税の最も合理的な根拠は、健康保険とのからみだと思います。喫煙者の罹患率は様々な病気でとても高いです。喫煙のために病気にかかった場合、健康保険を使わないで全額負担で治療するのならいいわけですが、そうでない以上、喫煙が国民医療費(健康保険からの支払い)を跳ね上げていると言われても仕方がない状況ではあります。応分の負担を喫煙者はすべきである、という主張は理にかなっています。

でも…

喫煙しない人で、似たようなケースは無いでしょうか?自分の場合について考えてみたら、ひとつ思い当ったのです。メタボです。脂肪肝・脂質異常・痛風・高血糖・糖尿病の予備軍かその手前(召集令状をもらったくらい)には該当しています。そして、こういう人は同じように様々な病気で罹患率が高くなります。

としたら、これにも課税するのが理屈ですよね…。腹囲85cmを超えた分に関して課税します!と言う感じ。

タバコ税増税に関する街頭インタビューで意外だったのは、「バカヤロー!」という猛反発が喫煙者の中にもほとんどなかったこと。「増税になったら健康のためにやめますよ」と寂しそうにポツリと言う人が多かった。

私もメタボ税について街頭インタビューされたら、「これを機会に本気で痩せますよ…」と寂しく答えるんだろうな…

タバコ税やメタボ税など、こういう趣旨の税金を「健康税」と呼ぶのがいいかもしれません。「健康税」と「環境税」は趣旨(たてまえ?)が立派なだけに反対もしにくい。これからの大きな税源に育つかもしれません…