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NHK「爆笑問題のニッポンの教養#66」(3月31日放送分)を見ました。素粒子物理学の益川敏英先生でした。この方は世界の大舞台で英語教育の必要性を否定したきらいがあって、ちょっとどうかなという印象だったのですが、今回の放送を見て少し好きになりました。

対称性の破れについては以前も書きましたが、「全部の素粒子を足すと光を発して無に帰す」という宇宙観は空の概念に似ているようで興味をそそります。

「タイムマシンはできますか?」という問いに「できません!」と即答。相対論というと光速が時空を自在に越えるイメージがありますが、私もタイムマシン否定派なので安心しました。

益川先生の相対論の話よりも、太田さんの主観と客観の話の方が私には難しかった。でも、理系から文系に心が移りつつある今の私には、太田さんの話の方が面白かった。

数式が表わしていることを目の前の現実のようにイメージできる能力が、物理学を勉強する人には不可欠だと思います。数式は客観ですが、イメージは主観。

一方、心霊現象など非科学的とされていることにすっかりのめり込んで、幽霊をイメージできる人がいたとすると、やはりそれは主観。

もちろん益川先生はそのふたつの主観は全く違うと一蹴しましたが、私は最近、これは区別できないんじゃないか?という方に傾いています。イメージすることはすごいことなんじゃないかと

太田さんの影響かな…

《つづく》