トトガノート

All about TOTOGA

筋トレ

例えば、机に向かっている時の姿勢。一番良いのは、背筋をピンとして、あごを引いて、肩の力を抜いて…。でも、そうやっていれば肩コリや腰痛は起きないのでしょうか?

正しい姿勢とか、正しい体の使い方とか、それをきちんと守っていさえすれば肩こりとか腰痛にはならないのだ。そうなってしまったのは自分の姿勢や体の使い方は間違っていたのだ…と考える人は意外と多いです。でも、これは間違いだと思います。

そもそも人体は、魚の体を改造してできていますから、肩こりや腰痛が起きないように考えて作られているわけでないのは明らかです。いくら「正しい」と言われている姿勢を守ったところで、何時間も同じ姿勢でいたら、必ずどこかに負担がたまってしまってコリや痛みが生じてくるはずです。

これの解決法のヒントになると思われるのが、歩くこと。歩くのが体にいいと思われるのは、右足で立っている状態と左足で立っている状態が交互に切り替わることです。片足で立っている状態が、いわゆる「正しい」立ち方ではないはずです。体への負担のかかり方が左右どちらかに極端に偏っていますから。でも、交互に切り替わることで、筋肉は緊張状態が持続することなく、疲れにくくなります。

机に向かっている時も、これと同じように若干右に傾いた状態と左側に傾いた状態を交互に繰り返すことで、疲れを軽減することができると思います。

前後方向についても同じことが言えます。前傾一辺倒になりがちですが、後ろに傾くことも試みてみる…重心が後ろに移った瞬間に腹筋など体の前側の筋肉群が緊張を始めます。

そのまんま筋トレの考察を進める過程で、このような複数の動作パターンを交互に切り替えるような体の使い方についても考えていきたいと思っています。

《つづく》
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この度、大雪が降りまして、突如雪はき作業を連日続けなければいけなくなったわけですが、こういうときに痛くなるのが今まで使ってなかった筋肉です。いわゆる筋肉痛ならまだいいのですが、攣ったように筋肉が硬くなって、とても痛くて動けない状態になることがあります。

パソコンの停止状態として、スリープとスタンバイというのがありますが、筋肉にも似たようなことが言えるんじゃないかと思います。

日頃よく使う筋肉はスタンバイ状態になっていて、いつでも運動神経からの指令があると動ける状態。一方、日頃あまり使わない筋肉はスリープ状態になっていて、運動神経からの指令があってもすぐには動かない状態。

いつもしなかった動作を突然やると、このスリープ状態の筋肉が急に動かざるを得なくなってトラブルが発生するんじゃないかなと思います。

○○筋という筋肉のまとまりで、スリープ傾向とかスタンバイ傾向とかがあるでしょうが、筋線維ごとにも違うようです。

人でもこういう違いがありますね。「急ぎの仕事は忙しい人に頼め」という言葉があるそうですが、反応がすぐ返ってくるスタンバイ状態の人に頼んだ方が、反応が鈍いスリープ状態の人に頼むよりも(いくらスリープ状態の人が暇だったとしても)早いということです。つまり、「さあ、すぐに動くぞ!」という指令が運動神経から来ても、すぐに動く筋線維と、なかなか動き出さない筋線維とがあるらしい。

筋トレをすると、すぐに筋力はアップするらしいのですが、筋肉がつくまでには数カ月かかるそうです。だから、筋トレしてすぐの筋力アップは、スリープ状態の筋線維が減ってスタンバイ状態の筋線維が増えたということです。

冒頭に書いたようなことを防ぐためには、筋肉全部を日頃から使う努力をして、スタンバイ状態の筋線維を一本でも増やすこと、これが大事だということになります。

《つづく》
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「背筋のはなし」という記事を以前ブログに書きました。「セスジを伸ばす」ことと「ハイキンを伸ばす」ことは全く逆ですよ、という話。今回は「伸ばす」ということについて考えてみましょう。

「身体を伸ばす」という動作は、両手を挙げ、両手の指からつま先まで身体を真っ直ぐに伸ばすこと。身体の長さが最長になる状態と言っていいでしょう。とっても気持ちいいですよね。

さぞや、全身の筋肉がストレッチされ、リラックスしているだろうと思いきや、そうでもなさそうです。グーッと伸びた瞬間にふくらはぎ(腓腹筋)がつったりしたことありませんか?

背筋に関して言えば、「セスジ」を伸ばしていますから「ハイキン」は伸びた状態ではありません。お世辞にもストレッチされているとは言えない状態。しかもかなり力が入っていますからリラックスしているとも言えません。伸展している関節の伸筋は全てこの状態になっていると言っていいでしょう。

これに対する屈筋ですが、これはだいたい伸びた状態で、そんなに力も入っていないかもしれません。だから、ストレッチにはなっているかもしれない。でも、私の場合、屈筋にも少し力が入っているような気がします。脱力したリラックス状態ではないようです。

さて、「伸びる」快感はストレッチとかリラックスとは異質のものらしい…だとすると、思いっきり伸びた時の快感は何なのでしょう?もちろん、私もわかりません(笑)

私なりに想像しますと、背骨(とその周辺の筋群)というのは魚時代からの構造です。前に進もうという形に出来上がっているはず。それが、人間として縦になった場合には上に伸びようという形になります。「伸びる」ということは、そういう本来的な衝動に回帰することなのかな、と思います。

姿勢を良くする(「セスジ」を伸ばす)ということは、背骨の本来的な使い方だから「良い」だと思います。

もうひとつは、力を入れることも快感なのではないかな?ということ。筋肉に力を入れると、その周辺の静脈は圧迫され静脈血が押し出される、それがマッサージに似ているので快感なのではないか、と。

運動をしよう!という気持ちがある種のホルモン(セロトニンだったかな)を分泌させ、それがうつ病の予防などに効果があるというのもどこかで読んだ気がします。

理由づけはともかく、筋肉に力を入れることが快感だというのはまんざら間違いでも無いような気がしています。

みなさんは、どう思われますか?

《つづく》
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腰痛の人に、まず薦められる運動は腹筋です。私も以前ブログに書きました。しかし、ある重要なことに先日気づきました。

ある方が、やはり腰痛で、ある有名人の脊柱管狭窄症の手術を担当したという医師の診察を受けました。MRI等の検査の結果、ヘルニアとか狭窄症とかの問題は見当たらないので、腹筋や背筋を鍛える簡単な運動を教えてもらってきたということでした。

それを伺って、私も良いことだと思っておりました。が、数ヶ月経っても余り改善は見られない。で、腹筋がなぜ腰痛にいいかについて説明しました…

「お腹の内臓は腹膜に包まれた風船のようになっておりまして、腹筋に力を入れることによってこの風船が締められます。締められた風船は上下に膨らみ、骨盤を押し下げ、横隔膜を押し上げます。これが、背骨の後ろで上体を起こそうと頑張っている背筋の働きを助けます。背筋で上体を起こす時には背骨にも負担がかかりますから、腹筋を締めることによって腰椎や椎間板にかかる負担も軽減されます」

で、最後に、「普段、お腹に力を入れてます?」と尋ねましたら、当然というふうに「入れてないよ!」

これで、納得したと同時に、アドヴァイスをする際の盲点に気づいたような気がしました。

いくら腹筋を鍛えても、普段、腰に力を入れるときに、一緒にお腹にも力を入れなければ、何の意味もありません!このことを強調しておかないと、腹筋を鍛えても余り効果は期待できません。

腹筋に力を入れることはコルセットをはめるのと同じだという説明があるのですが、鍛えても普段力を入れないのであれば、立派なコルセットを買ったけれど全然身に付けないのと同じなのです。

《つづく》
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人間の体というのは飢餓状態を想定しているようで、常にエコ(省エネ)を目指しています。

私が一番ビックリしたのは、筋肉を減らそうとするらしいということ。筋肉はあるだけでカロリーを消費するので、なるべく少なくして脂肪に置き換えようとするのではないかと言われています。脂肪はカロリーを消費しないし、筋肉よりも(比重が)軽い。これは骨や軟骨・靱帯などの組織にも言えるようで、脆くなって軽くなろうとするらしい。

要するに、強い身体を作り維持するにはコストがかかるから、なるべく弱い体になろうとするのです。

さらに悪いことに、こうやって節約して捻出したエネルギーを蓄えようとします。脂肪の形でとにかく蓄えます。他の組織には軽量化を強いているくせに脂肪組織には上限がないようです。

それで、逆に体重が増えてくるわけですが、重くなると疲れるから動きたくなくなる。動かなければ食べなくても良さそうなものですが、食欲はなくならないようにできているようです。

身体は太ろう、太ろうとしています。太るのはその衝動に素直に応じているからなのです。

この衝動を食い止めるには、動かなければいけません。動く癖がつくと、身体もいつも動きやすいように血中や筋肉にエネルギーを配備するようになり、食欲が緩和します。脂肪を蓄えるスピードも遅くなります。動くことで、骨や軟骨・靱帯などの組織に衝撃が加わり、丈夫になろうとします。筋肉も必要だということになり、維持もしくは増えていきます。

健康な身体を作るには、飽くまで太ろうとする自分と闘う必要があります。

《つづく》
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「運動不足なのでしょうね」と言うと、「仕事では動いているんだけどね」という答え。

「仕事と運動は違うということでしょうね…」と問題提起のつもりで言いましたら、「そうか、仕事と運動は別だよね!なるほど!」と、あっさり納得されてしまって、ズッコケたことがあります。

仕事と運動で何が違うのでしょうね…

これは仕事にもよると思うし、簡単な問題ではないです。だから、何かが隠れている、考える意味があるということなのですが。

下手なゴルフを揶揄して芝刈りと言いますが、草刈りだと仕事で、ゴルフだと運動になりますから、ややこしい。

仕事というのは、同じ動作の繰り返しが多いと考えられます。しかも、嫌でも続けなければいけない場合が多いです。

同じ動作を繰り返していると、つまりその作業に熟練してくると、動作に無駄が無くなってきます。力を入れやすい所だけを使うようになり、不必要なところには力を入れなくなります。効率化が進むわけで、これによって疲労を抑えることができるわけです。

使われる筋肉は鍛えられる一方、使われない筋肉は弱くなっていきます。これによって、一つの関節における筋肉の力関係が崩れてくると考えられます。これが、関節の破壊や変形を誘っているケースはあるんじゃないだろうか?

運動とは、この偏りを解消するものではないでしょうか?これは定義というよりも、運動に求められることなわけですが。

ともかく、仕事で動いていても、やはり運動は必要らしい、ということではあります。

《つづく》
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正月に、コタツが混雑して気付きました。私が小さい時は、もっと小さなコタツにもっと大勢であたっていたような気がします。コタツの火が暖かいのか、他の人の足で暖かいのか、わからないくらいに。

足と足の隙間を探して、そこに自分の足が入るように身をよじって、結構無理な体勢をしていたような気がします。今回もそれに近い状態になって、少し筋肉痛にもなったような…。

コタツに限らず、私たちの住環境は経済の発展に伴ってサイズアップしています。昔はこんな狭いスペースに家が建ってたの!?こんな狭いお茶の間で間に合っていたの!?こんな狭い所に皆で座っていたの!?しかも人数は今の2倍とか3倍とか。

それに比べたら、今はゆったり。コタツでなければ、椅子とかソファとか、ほとんど体に力を入れることなく寛ぐことができます。

これは本当に体にとって良いことなのか?デメリットは全くないのか?

実は、かなり大きなデメリットがあるんじゃないか?という気がします。例えば、車に乗るようになったことで運動不足になったのと同じようなこと。

コタツに入っている間、身をよじっているとすると余計な筋力を使います。これが実はトレーニングになっていたんじゃないか?と。

同じように、座椅子もなく畳の上に座っていたころは、ソファに緩みっ放しで座っている現在よりもトレーニングになっていたんじゃないか?と。

和式のトイレの方が、洋式よりもトレーニングになるんじゃないか?軽い運動靴よりも下駄の方が…

と、身の周りのことをひとつひとつ考えてみると、文明の進歩は私たちの住環境を快適にしてきましたけれど、見方を変えれば、それは私たちがトレーニングする機会を奪ってきたのだと言えるんじゃないのか?

運動不足解消のため、例えば一区間、電車に乗らずに歩くという方法があります。でも、上のことを踏まえると、もっと細かいところで、やる方法はたくさんあるような気がしてきたのです。

そこに、そのまんま筋トレのヒントがあるように思います。

《つづく》
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2011/12/20 07:57:28
上級生の後について歩いていく娘、妻が見送っている間も転びまくっていたらしい…学校まで2キロ、心配だ。


それから10日後、娘と一緒に雪道を歩いていたら、かなりの上達ぶりに驚きました。

雪道で転ばない歩き方とは、まず重心をなるべく偏らせないことだと思います。それから、どっちに急に滑り出すか分からないから、どっちから変な力がかかっても体勢が崩れないように足に力を入れておくこと。

で、これは先日書いた「そのまんま筋トレ」のロボット歩きと同じです。

雪道の歩き方は余計な力が入るという点で効率が悪いです。それともうひとつ、重心が偏らないという点でも効率が悪いのです。直立二足歩行というのは、動物の中では格段に効率のいい移動手段らしいのですが、これは直立二足という非常に重心の不安定な体勢に起因しているからです。

「効率が悪い」というのは、車で言ったら燃費が悪いということで、カロリー消費が増えるということです。ダイエットには良いということ。

雪国の人間は、ノーマルモードと雪道モード、2つの歩き方ができます。この雪国モードを、筋トレやダイエットに応用できないか?というのが「そのまんま筋トレ」だと、言えるかもしれません。

《つづく》
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はたから見ると何もしていないように見える筋トレというのを考えました。まあ、大した新発見でもないので、誰かが考えているかもしれないのですが…。

一番有名なのは、仏様を拝むみたいに胸の前で両手を合わせて、グーッと押すという筋トレ。はたから見たら、どのくらい力が入っているかは分かりません。でも、目いっぱい力を入れれば、かなりの筋トレになるはず。毎日やっていれば、だんだん力がついてくるから、どんどんすごい筋トレになるはず。

そのまんま筋トレは、これをさらに発展(後退?)させたものです。今やっているポーズ、そのまんまで、なるべく全部の筋肉に力を入れるのです。そのまま石になるというイメージ。誰かに体のどこを押されても動かない状態、これを目指すのです。

そして、十秒とか経ったら、スーッと力を抜く。このとき、完全に脱力して床に崩れてもいいですし、周りの目が気になるならポーズは本当にそのままで、ただ要らない力を全部抜く。

これに慣れてきたら、歩いているときとか、日常的な動作をしているときに、要らない筋肉にも力を入れてみましょう。これをやると、ロボットみたいな動きになりますが、結構息が上がってきて体も温かくなります。

極端な話、何をしながらでもできる筋トレです!

これは日頃あまり使わない筋肉を使うことになります。どんな筋肉か列挙しますと、首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋など)、胸の筋肉(大胸筋など)、上腕部は振袖になる筋肉(上腕三頭筋など)、腹筋(腹直筋など)、太腿の内側の筋肉(長内転筋内側広筋など)。これらの筋肉を意識して力を入れると効果的でしょう。

《つづく》
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ブログネタ
NHK に参加中!
NHK「ためしてガッテン」(10月29日放送分)を見ました。45分も持たせましたが、結局のところスロートレーニングでした。

ダンベルとかバーベルとかマシンでの筋トレでは、通常数回しかできないほどの高負荷をかけます。これではお年寄りにはとても薦められない。

ところが、スローならばそんなに負荷は要らない。軽い負荷でゆっくりと…というのだから年齢・性別を問わない画期的な筋トレということになります。

詳しくはNHKのHPをご覧いただくとして、私の場合、ゆっくりの腕立て伏せ,腹筋,スクワットをお経を唱えながらすることにしました。

回数を数えることにもなるし、運動中ずっと息を吐くことになるから血圧の上昇を防ぎます。更にお経を覚えることにもなるし、いろいろと御利益がありそうだし…

なるべく続けたいと思います。

《つづく》
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