トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:神経

1.頚の関節
2.呼吸の動き
3.肩甲骨の動き
4.肩関節
5.肘関節
6.手関節
7.指MP・IP関節
8.母指CM関節
9.腰部
10.股関節
11.膝関節
12.足関節

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
NHK に参加中!
NHK「ためしてガッテン」(11月19日放送分)を見ました。痛み病(慢性痛)の最新情報でした。

怪我や病気で神経が傷むことがありますが、傷んだ神経が再生するとき、混線してしまうことがあります。神経には、単に触られたことを伝える触覚の神経、交感神経、痛みの神経などがありますが、これらの神経が傷んだ後に再生するとき、こんがらかってしまうのです。触覚の神経や交感神経の信号が、痛みの神経に伝わっていくと、本来は痛くない刺激が痛みとして感じられるのです。

こういうことが脳内のネットワークで起こるのが、線維筋痛症です。強い痛みを何度も繰り返し感じていると、その痛みの記憶が脳にできあがってしまう。言い換えると、脳の中に小さな痛みも激痛に感じてしまう回路が出来上がってしまうのです。この病気に悩む人は全国に200万人もいるそうです。

慢性痛の原因としては、感染(帯状疱疹、神経炎など)、物理的圧迫(外傷、脊柱管狭窄症、手術後の傷など)、その他(糖尿病、脳梗塞など)があるそうです。

《つづく》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
脳の仕組み に参加中!
疲れはどこで感じるのか?実はこれが分かっていないのだそうです。かつては乳酸が疲労物質と呼ばれ、この血中濃度を脳が検知して疲労を感じるというのが定説でしたが、今は否定されているとのこと。筋肉の「疲れたよう」という叫びがそのまま疲れとして感じ取られるわけではないらしい。これもプログラム処理なんじゃないかと言われているみたいです。

そこで思い出したのがノートパソコンなどに使われているリチウムイオン電池です。もちろんパワフルな電池なのですが、「電池の残量がなくなってきました」とか「充電が完了しました」とか分かるところがなおさら素晴らしい。これはスマートバッテリーというそうですが、電池パックに内蔵されている8ビットマイコンがバッテリーの特性データを基に計算して表示しているのだそうです。人間の疲れもこんなメカニズムだ!なんてこと無いですかね?

手や足に、動け!動け!と言いつけているのは脳です。同じ動作を繰り返していると、手が上がらなくなったり足が痛くなったりします。これは筋肉が疲労を直接訴えているとしても、それ以外の「疲れた!」という感覚は脳が勝手に演算処理して表示しているものもあるんじゃないかと思うのです。

つまり、疲れたと思っていても本当に筋肉が疲労しているとは限らない。逆に、疲れていないと思ってもかなり疲労がたまっているということがあるのかもしれない。年をとってくると、体をそれほど酷使した感覚がないのに意外と疲れていて、急に体が動かなくなるということがあるようなのです。

認知症のお年寄りは不思議と満腹中枢の方だけ壊れやすいようです。私の祖母もそうでしたが、いくら食べても「まだ食べていない」とか「ご飯を食べさせてくれない」とか言います。そう言えばケータイの電池も、古くなるといくら充電してもすぐ無くなりますね…

機械と人間て似てますねぇ。

《最初から読む》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ブログネタ
脳の仕組み に参加中!
一般の方は意外だと思うのですが、針を刺して骨に当たった感触があるとき、ホッとします。針を深く刺す場合には、骨を目標にすることが多いのです。「骨に当たったら痛いんでしょう?」とたいてい聞かれますが、針が骨に当たって痛いということはありません(単に当たっただけでは、という意味です)。

私たちの体には痛みを感じるセンサー(痛点)がありまして、痛点や神経に当たらない限り普通は痛くありません。ルパン三世で赤外線の防犯装置が付いているところに忍び込むシーンがあります。赤外線が見えるメガネをかけて、体をよじって赤外線を避けながら先に進んでいきます。針の感触を嫌うお客さんに針をする場合は、そんな気分です。神経に触らないようにソーッと刺していきます。

さて、刺激が神経に伝わって電気信号となって脳に伝わるわけですが、「痛い!」と感じるまでには更にワンクッションあるようです。いろんな神経が絡み合って、この痛みの刺激を強めたり弱めたりしているようなのです。これは、コンピュータが演算処理するようなイメージだと思います。つまりソフト処理されているんです。

こんなことを考えたのは線維筋痛症という病気を「本当は怖い家庭の医学(4月15日放送分)」で見たからです。この病気はからだのあちこちにものすごい激痛を感じますが、痛いところを調べても何も異常が見つからない。

原因もはっきりわかってはいないのですが、怪我による激しい痛みや手術などがきっかけでソフトが壊れたのではないか?という解釈が有力なようです。銀行のオンライン・システムで流行っているプログラム・ミスのようなものではないかと。(これは私流の乱暴な例えなので、異論は多々あろうかと思いますが)

物の見え方というのも、上下左右逆に網膜には映っているそうですね。それを戻しているのは脳の中の画像処理プログラムによるものです。それよりも何よりも、神経ってデジタルの電気信号なんですよね。それをプログラム処理したものが、意識というモニターに表示される。

「機械はデジタル、でも人間はアナログだから…」なんて言葉をよく耳にするんですが、本当にそうかな?アナログの情報をデジタル化して内部処理しているという点で、機械と人間は似ているんじゃないかな。

…と思ってしまうのは、元デジタル技術者の偏見でしょうか?

《つづく》
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ