トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:社会保障

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介護保険制度が導入されて最初のうちは、ベッドや電動座椅子が安く借りられると喜んでいる方をよく見かけたのですが、その後の見直しでベッドや座椅子を取り上げられた人がかなりいたようです。「こんな制度で助かる人も少しは居るだろうけれど、かえって困る人の方が多いんじゃないかね」という不満をよく聞きました。

こういうことを言う人は再認識しなければいけません。。介護保険も保険ですから、ギャンブルなのです。「パチンコしても、儲かる人より損する人の方が多いんじゃないか?」とか「馬券を買っても、儲かる人より損する人の方が多いんじゃないか?」というようなものです。

この制度で一番助かったのは、年老いた親の面倒を絶対に見たくなかった人、どうやって言い逃れしようか?、誰に代わりにさせようか?と悩んでいた人たちです。「保険料は払ってます。国が面倒みてくれるんでしょう?私は保険料を払うために仕事をしなくちゃいけない。忙しいからそんな暇ないよ。」と言って逃げられるようになった。

少なくとも私が子供のころは、親の面倒を見ない息子・娘は親不孝呼ばわりされました。でも、健康保険・年金保険・介護保険の3点セットが揃った現在は「病気になっても医療機関がみてくれるでしょ。」「年寄りも結構年金持ってるから自分でなんとかできるでしょ。」「認知症になっても介護施設があるんでしょ。」と逃げられるようになった。

この社会保障制度の良くないところは、強制加入だから皆を面倒みてくれるように誤解しやすいことです。さらに、不必要な人件費と無駄遣いと着服と業績の悪い運用等のために、現在お年寄りに支給されているお金は今の若い世代が支払ったお金がそのまま使われているらしいということ。「俺は国を経由する形で、実質的には親に仕送りしてるんだぜ」と言える現状だということ。

これって、国策として家庭崩壊を推進していることにはなりませんかね〜。親と子の間に国(などの行政)が割り込んできて、家庭を解体しているように思えてなりません。

《つづく》
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年金は年金保険制度とも言います。つまり、保険。保険ということはギャンブルです。

20歳から支払いを義務付けられていて、積み立てられたお金とその運用益を元に、支給開始年齢以降お金を貰い続けることができる制度です。

積み立てられたお金と運用益の方が、年金として支払われる金額よりも多ければ、契約者(受給者側)の負け(損)になります。そして、そうならなければこの制度は破綻します。

制度開始当初の計画が、破綻しないものだったのかどうかは知りません。ただ、目論見違いが起きたことも事実でしょう。不必要に高い人件費で、不必要に多くの人を採用してしまったことも間違いのひとつでしょう。そして、この人たちが予想以上に無駄な使い方をしたり、予想以上に下手な運用をしたり、予想以上に着服したり、ということもあったでしょう。さらには、人が死ななくなったということも大きな誤算だったと思います。

これには健康保険が大きく寄与しています。採算の取れない保険制度が、もうひとつの採算の取れない保険制度を、更に悪くしている(これはもちろん人道的には良いことなんですよ)。

支給額を減額したり、支給開始年齢を繰り上げたり、という詐欺行為が行えるのは公的機関の特権です。民間の保険会社ならば真っ先に人件費を削ったり、無駄遣いをなくす(経費削減)努力をします。契約内容を勝手に変えるなんてのは一人前の大人のやることではありません。というか、普通は犯罪です。

これが当たり前という感覚。こんな制度に金をつぎ込むことは正にギャンブル。穴のないパチンコ台や走れない馬のようなもの。ギャンブルよりもずっとギャンブルだよね。

《つづく》
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