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いろいろ悪口を書いてきましたが、どうあがいてもこの社会保障制度が完全撤廃ということはありえないでしょう。としたら、ブツブツ不満ばかり言わないで(私が一番言ってる?)、この制度を素晴らしい制度として感謝の気持ちで見つめ直すことはできないでしょうか?

この制度を保険にするかギャンブルにするかは、相互扶助の気持ちの有無だと思います。それは「お互いに助ける」という精神なのであって、「お互いに助けてもらう」精神ではないはず。後者になってしまうと、どんどん経費がかさんで破綻するしかありません。

80歳になる女性のお客様ですが、しっかりした気骨をもった方がいらっしゃいます。戦前の名家に生まれた方で、お嬢様教育を受けた方です。現在は旦那さんを亡くされて一人で暮らしているのですが、民生委員が「これは公的補助が出ますよ」と教えても一切申請はせず、自分で負担しています。

もちろんそれだけ豊かだということもあるでしょうが、自分が大丈夫なうちはなるべくひとさまのお世話にはならないという信念をお持ちです。これが相互扶助であり、エリート意識というか人としてのプライドなのだと思います。

考えてみれば国という制度自体が保険のようなものです。税金(という保険料)を支払って、困ったとき(必要なとき)に公的サービスが受けられる。「税金払ってるんだから使わないと損だ!」と言ってタクシー代わりに救急車(これは国の管轄ではないでしょうけど)を呼ぶようなことを皆が始めたら、いくら増税しても足りなくなります。

そもそも国というのも相互扶助が目的なのかもしれません。それは「なるべく人を助けて、つらいときだけ自分も助けてもらう」ということ。これがなくなって、国に頼ることばかり考えていたら、国自体ギャンブルになってしまう。

時代劇によく出てくる、女房の稼ぎばかり当てにして博打三昧のダメ亭主。これと似ているような気がしてならないのです。

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