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理論

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思い通りに行かないことがあると、「世の中、理不尽だ!」とか、「神様は不公平だ!」とか言いますが、本当のところどうなんでしょう?世の中は理不尽なんでしょうか?

理屈どおりに行かないとか、筋が通らないとか言いますが、「理屈」とか「筋」って何でしょうか?頭の中で勝手に思い込んだことですよね。どうして、それに世の中が従わなくちゃいけないの?と、神様の方からの反論もあるのではないでしょうか?

科学史を振り返ってみると、人間が「正しい」と思って打ち立てた理論は何度も修正を迫られてきました。「理屈」とか「筋」も修正が必要なんじゃないでしょうか?

科学という学問が発展したのは、理論と実験が食い違ったら実験を優先させて理論を修正するという謙虚さが一因だと思います。

本当に世の中が理不尽なんですか?アナタが頑固なだけじゃないですか?

注:気に障ったらゴメンナサイ。これは自戒の文章です。「アナタ」というのは「私」のことです。「あなた」のことではありません。
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 学生時代のことです。「理論が正しいかどうかを実験で検証するのだ」と工学部の人に話したら、「えっ?それって逆じゃないですか?実験がどれだけうまくいったかを理論と比較するんじゃないですか?」と驚かれたことがありました。

 確かに、学生が実験の演習をしている段階であれば、実験がうまくいったかどうかを評価するには実験結果と理論値の比較をします。この場合は理論が神様(評価の絶対的基準)になります。でも、本来は実験が神様のはずです。現実にマッチしない理論など、どんなに綺麗な数式で表されていても何の意味もありません。

 自然科学でさえそうなのですから、その他の分野においてはなおさらだと思います。理論は頭に入れておくべきですが参考程度とすべきで、現実が全てであり何よりも大切です。

 専門家が子供やお年寄りを理屈にあてはめようとするというのも、こういう本末転倒の一例なのでしょう。

「うろん語」第二巻目次(その1)を見る
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