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「娘さんたち、幸せですね。大きくなってから、このブログ読んだりするでしょうから。ブログってきっと無くなったりしないでしょう?」
正直、ドキリとしました。そんな先まで考えてなかった。そんな状況を想定してなかった。自分が死んでからも読まれたりするんだろうか…
年齢とともに時間が速くなります。一瞬一瞬の感覚も希薄になります。「自分」というものが希薄になっているような気がします。
息が出入りするほどに、飲み水が入って出ていくほどに、食べ物が入って出ていくほどに…時が通り過ぎて行くほどに…「自分」がどんどん希釈されているような気がします。現実の「自分」が。
一方、日々更新のブログは日に日に大きくなっている。
小説家にしろ芸術家にしろ、自分の作品を大抵「我が子」に例えるけれど、私にとって私のブログは「私自身」です。なぜなら、私だけの言葉を綴ったものであって、妻と相談して書いているわけではないから。
仮想世界で成長し続けるもう一人の「自分」。いろいろな人からのアクセスに応じて、「私」の言葉を発していく。他ならぬ「自分」でありながら、読み返してみると、そこに確かな「自分」を発見したりする。
薄まりすぎた現実の「自分」が、本来の「自分」を探しに仮想世界に訪れることがある。デジタイズされた、希釈されない「自分」は、現実の「自分」よりも確固としている。しかもこの「自分」は死なないかもしれない。
大人になった娘たちに語りかけるかもしれない…
あー、やだやだ、遺書を書いてるような気になってきた。今日は、これくらいにしておきます。