NHK「爆笑問題のニッポンの教養#73」(6月2日放送分)を見ました。文化人類学の川田順造先生でした。この対談まで爆笑問題を知らなかったそうですが、未知の文化を研究されてきた先生だけあって、未知の芸人にも心を開いて柔軟に対応されていました。素敵な方
20年ほど前にいろんな本をあさっていたころに構造主義哲学という言葉にぶち当たり、いろいろ調べて結局わかりませんでした。が、そのとき出てきた学者がレヴィ・ストロースとミッシェル・フーコーでした。その名前だけ今でも覚えています。川田先生は、そのレヴィ・ストロースの弟子ということで、まあ「ほう!?」と思っただけですけど(笑)。
音調言語と呼んでいたようですが、音の調子で意味を伝える言語があったとは驚きです。太鼓の音とかに意味がある!ちょっと想像がつきませんが、想像がつかないだけに遅れた文明と片付けるのは失礼な話です。
母音と子音を組み合わせた言葉がその利便性から生き残ったのでしょうが、淘汰されるまではいろいろな言葉があったに違いありません。アクセントとかイントネーションはもちろんのこと、表情とかボディランゲージとかがメインの言語もあったかもしれない。
川田先生はメールは嫌いだとおっしゃっていました。心が伝わらないから…と。でも、今やメールは音も添えることができるし、絵や写真を添えることもできるし、絵文字やアニメーションも文字の一種として使えます。絶滅してしまった言葉たちが再び蘇ってくる素地ができてきたとも言えると思うのですが…。
《つづく》
20年ほど前にいろんな本をあさっていたころに構造主義哲学という言葉にぶち当たり、いろいろ調べて結局わかりませんでした。が、そのとき出てきた学者がレヴィ・ストロースとミッシェル・フーコーでした。その名前だけ今でも覚えています。川田先生は、そのレヴィ・ストロースの弟子ということで、まあ「ほう!?」と思っただけですけど(笑)。
音調言語と呼んでいたようですが、音の調子で意味を伝える言語があったとは驚きです。太鼓の音とかに意味がある!ちょっと想像がつきませんが、想像がつかないだけに遅れた文明と片付けるのは失礼な話です。
母音と子音を組み合わせた言葉がその利便性から生き残ったのでしょうが、淘汰されるまではいろいろな言葉があったに違いありません。アクセントとかイントネーションはもちろんのこと、表情とかボディランゲージとかがメインの言語もあったかもしれない。
川田先生はメールは嫌いだとおっしゃっていました。心が伝わらないから…と。でも、今やメールは音も添えることができるし、絵や写真を添えることもできるし、絵文字やアニメーションも文字の一種として使えます。絶滅してしまった言葉たちが再び蘇ってくる素地ができてきたとも言えると思うのですが…。
《つづく》