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天気屋になった天気を「異常」と呼ぶ心理…妄念の一端を垣間見る気がします。

そもそも、この範囲内にいますという保証が全くないものが、自分たちが勝手に決めた範囲から逸脱しそうになると、大騒ぎを始める。

天気の問題でさえ、「温暖化」という名のもとに、やれ発展途上国が悪い、やれ先進国が悪い、という醜い争い。

おそらく人間は、無意識のうちに、あらゆることに対して、こういうことをやっているんでしょうね…

例えばアメリカとか中国のような外国、例えば総理大臣のような政治家、例えば仕事で関わる人たち、例えば友人とか家族…

勝手に範囲を決めて、押しつけていませんか?

法律のように、みんなで相談して範囲を決めて、それを守らなかったらどうするかということも決めたものならば、まだいいでしょう。でも、それさえも絶対ではないということは覚えておくべきでしょう。

そういう「範囲」、「形」「虚構」というようなものを一切ナシにして、あらゆるものを一旦は受け入れるべきなのでしょう。

そうでなければ、例えばテロリストを救うことはできません。

それは、テロ行為を是認するとか、許容するとか、宥和するとか、そういうことではありません。最も悲しいケースのひとつとして、その人がそんなふうになってしまったこと、他の人もそんな風になり得ることを受けとめるということです。

それはとても難しいことだけれども、それが大乗が「大」を名のる所以だと思うし、であるがゆえに尊いのだと思う。