〈起始〉:上腕骨の内側上顆,尺骨の後縁の近位1/2の領域,前腕筋膜
〈・〉:尺側手根伸筋と隣接(★支正),★小海★霊道★通里★陰げき★神門
〈停止〉:豆状骨,有鈎骨,第5中手骨の底

〈作用〉:
肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
手関節●掌屈●尺屈

〈神経支配〉:尺骨神経〔(C7)〜C8〜(T1)〕
〈筋連結〉:浅指屈筋深指屈筋上腕二頭筋長掌筋,小指外転筋

〈触察〉:
・前腕部前面浅層の4筋:前腕前面の近位1/4の部位で、上腕骨内側上顆から前腕部前面浅層を尾方に走行する筋腹が4つ有る。橈側から円回内筋橈側手根屈筋長掌筋,(浅指屈筋),尺側手根屈筋。
・手根部前面の3腱:抵抗に対して手関節を掌屈させると、手根部前面で3本の腱が浮き上がる。中央部で最も浮き上がるのが長掌筋腱、そのすぐ橈側が橈側手根屈筋腱、尺側に有るのが尺側手根屈筋。小指を自動的に外転させると確認しやすい。

〈関連痛領域〉
・尺側、掌側の手首。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」