トトガノート

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山根一眞

次世代DVDの規格争いでブルーレイが勝利した!ということなのですが、これをどうこう言う前に皆さんにお聞きしたいことがあります。現在使っているDVDって調子いいですか?

書き込んでも読めない。書き込みがうまくいったりいかなかったり。読み込みもできるプレーヤーとできないプレーヤーがあったり。こういう不安定な状況はCDの読み書きでは起きませんでした。でも、みんな文句言わないで使っているから自分の使い方が悪いのかと思っていました。

ところが、新聞に山根さんが書いてくれました。「劣化で読めなくなる記録型DVD」。山根さんは経年変化を問題にしているようですが、山根さんが記事中で紹介しているデジタルコンテンツ協会のレポートでは「書き込み後にエラーレートを測ってうまくいったかどうか評価すべきだ!」と書いています。そして、エラーレートが悪い場合には別なドライブを使って書き直すべきだと。

このレポートは、公的機関や医療機関などでの絶対に消失が許されないようなデータをDVDに記録して保存してて安心なのか?という観点で調査されていると思います。しかし、お茶の間の奥さまの見たい番組も大切にすべきではないだろうか?「パパ、これ録っておいてね」と頼まれて、いざ見ようと思ったら見れない!となった時に怒られるのはパパなのだから。

「DVDに録画できます」と宣伝して売っているんだから、家電量販店で売っている安いDVDデッキにも録画後にエラーレート測定をする機能を標準で付けるべきなんじゃないだろうか?と思いました。現世代DVDは実用レベルとは言えない代物だ!メーカー側が見切り発車して製品化したんじゃないか!?と言われても仕方ないのではないでしょうか。

山根さんはCDさえも疑っていて、大切なデータは全てハードディスクに保存しているそうです。しかも2台に同じデータを保存しているとのこと。私も、自分が書き込んだDVDの山を見つめてため息をついているところです。

次世代DVDはさらに高密度にデータを記録するわけですから、現世代DVDよりもデリケートであることは使ってみなくても想像できます。つまり上記の問題がもっとシビアに浮かび上がってくるでしょう。ソニーさんも東芝さんも勝った負けたという前に、もっと足元を見つめて欲しいものだと思います。
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ドコモに限ってだそうですが、同じ機種を2年使い続けた場合、新しい電池パックを無料で交換してくれるのだそうです。日経新聞連載「デジタルスパイス」という山根一眞さんの記事で知りました。

電池の持ちが悪くなったら機種交換すればいいという考え方があるが、これは環境への配慮に欠けるし、もったいない!こういうサービスはドコモだけじゃなくドコでモやるべきだ!と、山根さんはドコモを褒めているんですが…ひねくれ者の私はそうは思いません。

ドコモの905i登場より前の話ですが、日本の携帯電話の料金は高い!と言われてきました。それは、電話料金という名目で電話機代も取られていたからだと思います。

電話機代は機種変更の時に少し取られるだけですが、これはローンの頭金みたいなものですね。あとは純粋な電話料金に上乗せされた電話機代も一緒に月々払っていたとみなすことができます。

機種変更が一定期間できないのはローンの返済が終わらないからです。でも、このシステムのおかしいところは、その期間が経過してローン返済が終わっても月々の支払は変わらないのです。

だから、同じ電話機をその期間が過ぎても継続して使えばどんどんドコモさんは儲かるし、我々は損をする。電池パックを無料交換してもらった人は喜んであと一年は使うでしょう…ドコモさんに感謝しながら。電池一個あげるくらい痛くもかゆくもないわけです。

でも、905iからこのおかしなシステム以外の支払い方法も選べるようになりました(バリューコース)。電話機代は購入時に一括払いするか、一年ローンにするか、二年ローンにするか選べます。これなら電話機代はあくまでも電話機代と呼ばれているので、ローンが終われば支払わなくても済みます。

重要なのはここです。905i(バリューコースで)を2年使った人にも新しい電池パックを無料交換するかどうか。してくれるなら、ドコモさんは本当に地球環境のことを考えている企業ということになる。私はそれを期待している。

山根さんにはここまで書いて欲しかった。


つづく
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