フォーラム東根(東根市大字蟹沢字縄目1797−1)で、「天空の蜂」を見てきました。映画の日だから、午前中に見られるもの、という軽い気持ちで、妻と二人で自宅を出発。すぐ近くなのに道を間違えてしまいまして、工事中の片側交互に出くわしたりして、映画より映画館に行くまでの方がサスペンスだ、とか言ってましたが、それでも間に合うのが近い映画館の良いところ。

なめてかかってましたが、物凄い映画でした。

−−−そんなにネタバレにはならないと思うのですが、テレビなど含めて、これから見ようとしている方は予告編だけにとどめて下さい。−−−



「映像化不可能と言われていた」というコピーで、確かに映像も迫力ありましたが、私が衝撃を受けたのは設定とストーリーの絡め方。今の技術なら大抵の映像は作れるでしょう。軍用ヘリコプターと原発を対峙させるという設定は反戦・反核と取れるので、映画化が難しいとしたらむしろココじゃないかと思いました。

父と息子の間の物語が、グッと来ました。逃げ続ける父という設定は他人事と思えない…。男は闘わないとダメだ!ここが一番きつかったかな…。

「お前は技術者だ。技術者は拳銃は作れても引き金を引くことはできない。」というセリフも、元技術者としては刺さりました。「お前は技術を使ってみせるために、技術者を辞めたんじゃなかったのか!?」と言われているようで。

ちょっと気になったのは、「原発が稼働しているかどうかなんて外からは分からない」という件。日本の原発って実は今現在も全部動いてるんじゃないか?と思ってしまいました。去年の夏は、原発停止のため電力不足で節電節電と連呼していたのに、今年は全然騒がない…ちょっとおかしい。

東野さん、本当のこと知ってるんじゃないか?と思ってしまいました。