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報道特集NEXTを見ました。就任後100日の橋下府知事の生出演でした。100日を振り返った映像がいろいろ紹介されました。あの涙を見せた場面も。

その中でまずびっくりした映像は、府の労働組合とのやりとりでした。府は赤字なのだから、赤字の会社がそうであるように府職員の給与も下げる!という府知事の意見に対して、組合の人が民間と一緒にするなと抗議していました。つまり、民間ではないのだから赤字であっても給料を下げてはいけないという認識のようでした。こんなアホがいるんだ!とビックリしました。

また、府の施設が民間に委託されたのですが、引継ぎのためと称して職員2人が残ったそうです。この人たちの年収が一千万円。それに対して、民間の職員の年収が300万円。府知事が府の担当者に対してこの高給の理由を問うと、年齢に相応しい待遇とのこと。実際に運営している民間の担当者に聞くと、具体的な仕事は「鍵を開けることくらい」と答え、「いなくてもいいということですか?」という府知事の問いにうなづき、「はっきり言うと邪魔です」と答えました。

こういう人たちが大阪にばかりいるとは思えないので、マスコミに注目されてこういう人たちの存在が明るみになるのであれば、芸能人が政治家になることは歓迎すべきことかもしれません。

赤字の民間企業の再建という観点から見れば、橋下府知事がやっていることは当たり前すぎるくらい当たり前のことです。税金で運営されているところは民間よりも厳しくなければいけません。「民間と一緒にするな!」という意見は非常に正しいのです。民間よりずっとずっと厳しくなければいけないのです。それをせめて民間と同レベルの努力はしましょうよ、というのが橋下改革ですから、職員は有難いと思わなければなりません。

民間で最近よく見られるのは内部告発です。船場吉兆など明るみになったのはこれだと思います。民間と同様の浄化作用が働くためには、この内部告発の活発化も必要なのではないかと思います。公的機関でも人件費削減で臨時職員が増えるようになれば、内部告発をする人が増えるのではないかと期待しています。