四十肩と五十肩の違いは何でしょうか?まじめに考えないで下さいね。どちらも肩関節の周りの炎症(肩関節周囲炎)を指します。昔、40〜50代頃からなりやすかったのでしょう。ですから、余り言葉にこだわらなくていいのです。鍼灸の学校でも、正式な医学用語ではないから使わない方が良いと教わりました。

 面白いのは、60歳以上の方に「いわゆる五十肩のようですね」と言うと、幾分うれしそうな顔をする方が多いようです。五十肩はどちらかというと年齢と共になりやすくなる傾向があるのに、肩関節の年齢だけは50歳!で若いと言われたような気がするのでしょう。

 一方、40歳の方からは「お医者さんから五十肩と言われたんですけど…どうして!?私が!四十肩じゃないの?そんなに老化してるの?」と質問されたことがあります。決して厳密には年齢に関係が無いのに、五十という具体的な数字が入ると非常に強いインパクトがあります。

 私は、自分の肩が痛くなった時には「二十肩」と呼ぶようにしています。