ブログネタ
裁判員制度 に参加中!
3月29日にテレビで放送された劇場版の相棒「絶体絶命!東京ビッグシティマラソン」を見ました。ある裁判の判決を不服として国民全員を逆恨みする、というような動機…映画の中ではフェイクっぽかったけど…リアリティが無いとは言えません。ひょっとしたら正論かもしれない。フィクションとは片づけられないように思いました。

裁判員制度反対派の人に言わせれば、一般の人間が判決に関与することでますますそういう逆恨みは現実味を帯びる、ということになるでしょうけど…

昨年のNHKスペシャルに出演した一般の人の意見で気になったのは、「『あなたは死刑ですよ。死んで下さい。』と我々一般の人間が宣告することなんですよ!そんなことできますか?」というものでした。非常に説得力のある意見だと思いました。

しかし、この意見には「プロの裁判官が宣告するのなら問題無いけれど」という前提があるような気がします。私はその前提を疑っているので、裁判員制度には賛成なのです。

現行の制度では、被告や被害者に関係が無ければ全く関係が無いと思いがちです。もちろん判決に対して、妥当だとか妥当でないとか意見を持つことはありますが、あくまでも第三者という認識です。

これは、間違いなんじゃないかな?と思うです。

ある裁判官が下した判決に、我々一般の国民は全く無関係ではないと思います。その裁判に全く関わりを持たなかったとしても、1人の死刑囚が処刑されることへの責任は、国民一人一人にあると思うのです。逆に、処刑されなかったとしても、やはり責任がある。

判決の重みを裁判官だけに背負わせていいんですか?それが仕事だからいい、ということでいいんですか?

少しでも、我々にも関係があり、責任があると思うべきなんじゃないでしょうか?

そのためには裁判員制度も悪くないんじゃないでしょうか?