「新・人体の矛盾」の「12 人体の矛盾」(p212〜229)を読みました。(小林教室収蔵)
個体発生と系統発生についても書かれています。
《以下引用(p218)》
…人体を例にとると、ヒトの発生――個体発生――と、ヒトが進化してでてきた道すじ――系統発生――は、時間のちがいはあるが、両者は幾何学でいう「相似形」のような関係にあるというのが、この説の核心である。その結果、35億年あまりまえに、単細胞の生物が誕生して以来、多細胞生物から、脊索動物、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、霊長類、類人猿、人類へと進化してきた道筋を、母親の胎内に宿った卵子が、一人前の大人の体になるまでの発生・発育の道すじで、だいたいのところを、大いそぎでくりかえすのが見られる、というのである。
《引用終り》
これが癌についても関係があるらしい、という話は興味深いです。
《以下引用(p220)》
…癌の研究者は、癌の歴史と発病の年齢とのあいだにも、おなじような関係のあることを示唆している。癌が発生する器官を、その器官が起源した歴史的な時間の順に配列すると、古いものから白血球などの血液細胞の癌、つぎに消化器官の癌、リンパ節の癌、新しいものにウイルス性の癌、とならべることができるという。そして、古い型の癌ほど自然褪縮がおこりやすい傾向があるという。また、原子爆弾や原子力発電の事故による、放射線被曝による発癌も、10年ほどの単位で古い型の癌から新しい型の癌へと、癌の種類が変化することがみいだされている。それによると、被爆直後には、まず白血病が生じ、その後、胃癌、肺癌、つづいて乳癌へと、癌の種類が移行することがみいだされている。
《引用終り》
《つづく》
個体発生と系統発生についても書かれています。
《以下引用(p218)》
…人体を例にとると、ヒトの発生――個体発生――と、ヒトが進化してでてきた道すじ――系統発生――は、時間のちがいはあるが、両者は幾何学でいう「相似形」のような関係にあるというのが、この説の核心である。その結果、35億年あまりまえに、単細胞の生物が誕生して以来、多細胞生物から、脊索動物、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、霊長類、類人猿、人類へと進化してきた道筋を、母親の胎内に宿った卵子が、一人前の大人の体になるまでの発生・発育の道すじで、だいたいのところを、大いそぎでくりかえすのが見られる、というのである。
《引用終り》
これが癌についても関係があるらしい、という話は興味深いです。
《以下引用(p220)》
…癌の研究者は、癌の歴史と発病の年齢とのあいだにも、おなじような関係のあることを示唆している。癌が発生する器官を、その器官が起源した歴史的な時間の順に配列すると、古いものから白血球などの血液細胞の癌、つぎに消化器官の癌、リンパ節の癌、新しいものにウイルス性の癌、とならべることができるという。そして、古い型の癌ほど自然褪縮がおこりやすい傾向があるという。また、原子爆弾や原子力発電の事故による、放射線被曝による発癌も、10年ほどの単位で古い型の癌から新しい型の癌へと、癌の種類が変化することがみいだされている。それによると、被爆直後には、まず白血病が生じ、その後、胃癌、肺癌、つづいて乳癌へと、癌の種類が移行することがみいだされている。
《引用終り》
《つづく》