トトガノート

All about TOTOGA

上腕骨

〈起始〉:上腕骨の外側上顆,肘関節の橈側側副靭帯,橈骨輪状靭帯,尺骨の回外筋稜
〈・〉:長橈側手根伸筋短橈側手根伸筋総指伸筋の下
〈停止〉:橈骨の橈側面の近位1/3の領域

〈作用〉:前腕部●回外
〈神経支配〉:橈骨神経の深枝〔(C5)〜C6〜(C7)〕
〈筋連結〉:長母指外転筋総指伸筋短橈側手根伸筋

〈触察〉:
・回外筋:前腕部の近位1/3領域の深層で、前腕骨間膜,橈骨後面,橈骨橈側面を覆う。
・浅層の:尺側手根伸筋小指伸筋総指伸筋短橈側手根伸筋長橈側手根伸筋腕橈骨筋円回内筋の各筋に指を押し込み、頭尾方向に動かしながら触察する。
・特に:総指伸筋短橈側手根伸筋の間隔は広いため、触知しやすい。

〈関連痛領域〉
・肘の掌側、外側上顆、手の背側、母指および示指の基部。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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〈起始〉:上腕骨の外側上顆
〈停止〉:尺骨の肘頭の橈側面
〈作用〉:肘関節▲伸展▲回内。肘関節包を外側方に引く。
〈神経支配〉:橈骨神経〔C7〜C8〕
〈筋連結〉:尺側手根伸筋

〈触察〉:
・上腕骨外側上顆と尺骨橈側面近位1/4とに挟まれた領域に存在する硬い筋腹を触察する。筋腹は肘頭(尺骨)のすぐ橈側方にも視察できる。

〈関連痛領域〉
・上腕骨外側顆周辺領域。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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〈起始〉:上腕骨の内側上顆,内側上腕筋間中隔,尺骨の鈎状突起
〈・〉:橈側手根屈筋の下(★少海
〈停止〉:橈骨の前面と橈側面(回内筋粗面)

〈作用〉:肘関節●回内▲屈曲
〈神経支配〉:正中神経〔C6〜C7〕

〈筋連結〉:浅指屈筋橈側手根屈筋上腕二頭筋

〈触察〉:
・前腕部前面浅層の4筋:前腕前面の近位1/4の部位で、上腕骨内側上顆から前腕部前面浅層を尾方に走行する筋腹が4つ有る。橈側から円回内筋,橈側手根屈筋長掌筋,(浅指屈筋),尺側手根屈筋

〈関連痛領域〉
・前腕掌側の外側縁、特に手首と母指の付け根にかけて。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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〈起始〉:上腕骨の外側縁の遠位1/3の部位,外側上腕筋間中隔
〈・〉:上腕三頭筋と隣接(★肘りょう),★孔最★列缺★経渠
〈停止〉:橈骨茎状突起の近位部

〈作用〉:肘関節●屈曲▲回内▲回外
〈神経支配〉:橈骨神経〔C5〜C6〕
〈筋連結〉:上腕三頭筋

〈触察〉:
・肘部:上腕骨の外側上顆と肘窩に指を置いたとき、これより橈側方にある筋腹が、腕橈骨筋と長橈側手根伸筋。その中央を境に、前方が腕橈骨筋。
・起始部:肘部の筋腹に沿って、上腕骨外側縁の中央部まで辿る。
・停止部:肘部の筋腹に沿って、橈骨の茎状突起まで辿る。前腕部0°回外位で、抵抗に対し肘を屈曲させると、腕橈骨筋の膨隆が観察できる。

〈関連痛領域〉
・肘外側面、手背面、母指と示指の間、前腕外側面。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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〈起始〉:上腕骨の前面で三角筋の停止より尾方の領域,内側上腕筋間中隔,外側上腕筋間中隔,肘関節包の前面
〈・〉:上腕二頭筋腕橈骨筋の下(★尺沢),上腕二頭筋の下(★曲沢),上腕三頭筋と隣接(★手五里
〈停止〉:尺骨の鈎状突起と尺骨粗面,肘関節包の前面

〈作用〉:肘関節●屈曲

〈神経支配〉:筋皮神経,外側部の筋腹は橈骨神経〔C5〜C6〕

〈筋連結〉:三角筋上腕三頭筋烏口腕筋

〈触察〉:
・外側部:上腕骨の外側面中央部のすぐ尾方から、前内側尾方に走行する硬い筋腹。この筋腹に沿って肘窩の中央まで辿る。上腕筋の尾方に位置する腕橈骨筋との間を橈骨神経が走行する。
・内側部:上腕部の内側方から上腕二頭筋と上腕骨の間に指を押し込み、上腕骨の前面の遠位1/2の領域に存在する筋腹を、上腕骨に向かって圧迫して触察する。上腕筋内側部の筋腹の前方を、正中神経と上腕動脈が走行する。

〈関連痛領域〉
・肩峰までの上腕の前面、肘前面、母指基部の外側および後面。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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〈目的〉:
肩甲上腕関節の不安定性のスクリーニング。

〈方法〉:
患者:背臥位。
術者:肩関節を90°屈曲,内旋位に置く。肘を押さえ、上腕(肩)を検査台の方向(下方)に圧迫する。

〈評価〉:
痛みを訴えたり、「肩が外れる感じ」がすれば陽性(陽性の場合、患者は脱臼を恐れて術者の力に抵抗する)。後方脱臼を疑う。事故直後の触診では、烏口突起の出っ張りが大きく感じられる。

〈メモ〉:
肩甲上腕関節の脱臼は、前方が圧倒的(95〜99%)に多い。

参考文献「整形外科学検査法」
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〈目的〉:
肩甲上腕関節の不安定性のスクリーニング。

〈方法〉:
患者:座位、または立位。腕(肩)を90°外転,外旋。肘は90°屈曲位。
術者:一側の手を肩関節の後ろに当て、他側の手で肘を掴む。肘を固定して、肩を前方にゆっくり押していく。

〈評価〉:
痛みを訴えたり、「肩が外れる感じ」がすれば陽性。習慣的脱臼,過去の脱臼,関節包の損傷などを疑う。脱臼時は三角筋遠位(肩峰のすぐ前方?)に窪みが観察される。

〈メモ〉:
肩甲上腕関節の脱臼は、前方が圧倒的(95〜99%)に多い。脱臼時には、腋窩動脈や腕神経叢の損傷を伴うことが多い。

参考文献「整形外科学検査法」
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【動き】
屈曲(前方挙上):〔可動域〕180°。屈曲60°以上になると、2°屈曲するごとに肩甲骨が1°ずつ上方回旋する。屈曲90°で鎖骨の回旋(胸鎖関節)は前額面に対して30°となり、それ以上の屈曲では減少する。
伸展(後方挙上):〔可動域〕50°。肩甲骨は下方回旋,内転,前傾運動を伴う。
外転(側方挙上):〔可動域〕180°。120°で大結節が肩峰に当たる。90°以上になると上腕骨が外旋して小結節が肩峰に面する。肩甲骨とは肩甲上腕リズムの関係。
内転:〔可動域〕0°。
外旋:〔可動域〕60°。
内旋:〔可動域〕80°。
水平屈曲(水平内転):〔可動域〕135°。
水平伸展(水平外転):〔可動域〕30°。

【筋肉】 
三角筋前部:屈曲● 内旋▲ 水平屈曲●
三角筋中部:外転● 水平伸展●
三角筋後部:伸展● 外旋▲ 水平伸展●
棘上筋:外転●
大胸筋鎖骨部:屈曲● 内転▲ 内旋▲ 水平屈曲● 呼吸▲強制吸息
大胸筋胸腹部:内転● 内旋▲ 水平屈曲● 呼吸▲強制吸息
烏口腕筋:屈曲▲ 内転▲ 水平屈曲●
肩甲下筋:内転▲ 内旋● 水平屈曲●
広背筋:伸展● 内転● 内旋▲ 水平伸展▲
大円筋: 伸展● 内転● 内旋● 水平伸展▲
棘下筋: 外旋● 水平伸展●
小円筋: 外旋● 水平伸展●
上腕二頭筋長頭: 外転▲ 肘関節●屈曲▲回外
上腕二頭筋短頭:屈曲▲ 内転▲ 肘関節●屈曲▲回外
上腕三頭筋長頭:伸展▲ 外転▲ 肘関節●伸展

【靭帯】
・烏口上腕靭帯:力学的に最も重要な働きをする。
・関節上腕靭帯:上・中・下の部分に分かれてZ字状となり、関節前面を強化する。
・烏口肩峰靭帯:
・回旋筋腱板:ローテーターカフ筋(棘上筋棘下筋小円筋肩甲下筋)が副靭帯として働く。

【検査】
不安定性テスト(前方):肩甲上腕関節の不安定性のスクリーニング。
不安定性テスト(後方):肩甲上腕関節の不安定性のスクリーニング。

【その他】
肩甲骨の動き参照。

参考文献1「基礎運動学」
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〈起始〉:肩甲骨の外側縁付近の後面,棘下筋
〈・〉:★肩貞
〈停止〉:上腕骨の大結節,肩関節包

〈作用〉:肩関節●外旋●水平伸展
〈神経支配〉:腋窩神経〔C5〜C6〕

〈筋連結〉:棘下筋大円筋上腕三頭筋
rotator cuff:棘上筋腱,棘下筋腱,肩甲下筋腱,小円筋腱

〈変異〉:非常に高頻度に棘下筋との癒着が見られる。

〈触察〉:
・溝1:棘下筋大円筋の間の溝。肩甲骨の下角から1〜2横指頭方の部位で、内側尾方から外側頭方に走行する。
・小円筋:溝1に沿って指を上腕骨頭の方向に移動させると、同方向に走る1横指幅の硬い筋腹に触れる。大部分を三角筋に覆われるが、走行方向が異なるので触察できる。

〈関連痛領域〉
・上腕外側の上部。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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〈起始〉:肩甲骨の棘下窩,棘下筋膜
〈・〉:三角筋の下(★臑兪),★天宗
〈停止〉:上腕骨の大結節の中央部,肩関節包

〈作用〉:肩関節●外旋●水平伸展
〈神経支配〉:肩甲上神経〔(C4)〜C5〜C6〕
〈筋連結〉:棘上筋三角筋小円筋大円筋広背筋
rotator cuff:棘上筋腱,棘下筋腱,肩甲下筋腱,小円筋腱

〈変異〉:非常に高頻度に小円筋との癒着が見られる。

〈触察〉:
・肩甲骨棘下窩:肩甲骨内側縁,外側縁,下角,肩甲棘で囲まれた領域。
・溝1:棘下筋と大円筋の間の溝。肩甲骨の下角から1〜2横指頭方の部位で、内側尾方から外側頭方に走行する。
・棘下筋:肩甲骨棘下窩のうち溝1より頭方の領域から起こり、上腕骨の後方を走行して大結節に終る。
・停止付近:三角筋に覆われるが、走行方向が異なるので触察できる。
・上部:一部が肩峰に覆われるので、肩峰の尾方から指を押し込んで触察。
・下部:単独の硬い筋腹として触知されることが多い。小円筋と誤認しやすい。

〈関連痛領域〉
・肩甲骨の内側縁の上、三角筋中部もしくは後部領域上、腕の下方橈側、示指と中指の2本または示指から薬指の3本まで。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
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