トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:ミトコンドリア

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サイエンスZERO(11月7日放送分)を見ました。ミトコンドリアの最新映像でした。蛍光蛋白で光らせて…ということだったので、ノーベル賞をもらったクラゲの研究成果が生かされているのでしょう。

ミトコンドリアが細胞の中でゴチャゴチャ動いている。長い糸状になっていて、それが切れたり、他とくっついたりして、ATPを作り出しているようでした。高校の頃、参考書で見た絵とは随分違う。コッペパンのようなものが細胞の中に2,3個あるイメージだったのですが、細胞の中いっぱいに広がってゴチャゴチャしてる感じでした。

でも、運動不足だったり、糖尿病などの病気だったりすると、ミトコンドリアの数も減ってしまうということでした。

メタボ対策のため、あるいはダイエットのため、運動は欠かせません。そのモチベーションアップのため、今までは筋肉をイメージしていました。運動すると、筋肉が鍛えられる。筋線維が太くなる。活動が活発になる。筋肉内の霜降り脂が代謝される…そんなイメージ。

今度はそれにミトコンドリアが加わりそうです。細胞の中でミトコンドリアがゴチャゴチャ動いている。運動すると更に活発に働いて、細胞の中で増えていく。そしてATPがどんどん作られていく…

大学の頃、ちょっとだけタバコを吸った時がありました。ところが、ちょうどその頃に講義の中で、タバコに蝕まれた気管の写真というのを見せられました。真っ黒になっているとても気持ちの悪い写真で、それから吸う気がしなくなりました。だから、イメージというのはとても大事だと思います。

が、ダイエットの場合は筋肉のイメージだけでは効果がありませんでした。今回ミトコンドリアのイメージを加えることで何とかならないかと期待しております。
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以前、父系社会に落ち着いたのは家の断絶を防ぐためではないかということを書きました。生物学的に見たら、ミトコンドリアの継承という事実がある以上、母系社会の方が理にかなっていると思っていたからです。

ところがY染色体というものが出てきました。父から息子へ継承される。ミトコンドリアは母から娘にも息子にも継承されますから、Y染色体の方が希少価値はありそうです。さらに退化しているとなると、なおさら貴重かも知れない。

ここまで知ってのことかどうかは疑問ですが、皇室は男系の男子にこだわっており、これは生物学的にも意味があると言えそうです。大奥のようなシステムを構築しない限り、男系の維持は難しいだろうと以前書きましたが、Y染色体の退化は更にこれを困難にしそうです。

であるがゆえに、尊いとも言えますが…

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Y染色体が退化しているという話を聞いて、気になったことがあります。それはミトコンドリアDNAは大丈夫なのか?ということ。

Y染色体は自分自身をコピーして増えていくということなので、「これを使えば、父と息子の親子鑑定はほぼ確実にできるんだろうな…」と思いました。

そこで思い出されるのが、ミトコンドリアDNA。これは、母親のがそのままコピーされるから、母と子供(息子も娘も)のかなり正確な親子鑑定ができる。父から子供には全く受け継がれないので、父子鑑定には使えないということでした。

Y染色体は父から息子にしか受け継がれないので、父と娘の鑑定には使えませんが、父と息子の鑑定には使えるんじゃないか…

まあ、親子鑑定は別にいいんですけど、単純に自己複製だけで世代交代していくDNAは退化しやすいということになると、Y染色体に限らず、ミトコンドリアDNAにも退化の可能性はあるんじゃないか?と思ったのでした。

Y染色体の退化はX染色体との比較でわかりやすいわけですが、ミトコンドリアDNAの場合は対になるものがありませんから、どのくらい退化してるかもよくわかんないんじゃないか?

Y染色体の退化は哺乳類のみに関係あることだし、せいぜい1億6000万年の間の話ですが、ミトコンドリアDNAということになると単細胞生物まで含まれることになるはずだし、時間のスケールもずっとずっと長いでしょうね…

まあ素人考えなので、丸っきりの的外れならいいんですけど。Y染色体の退化が原因で男がいなくなるんじゃないか?なんてNHKスペシャルで言ってましたから、ミトコンドリアDNAも退化してるとなったら、男だけじゃない。もっと深刻な話。

誰か、わかる人がいたら、教えてください。
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NHK「爆笑問題のニッポンの教養#44」(7月22日放送分)を見ました。ミトコンドリアDNAから辿った人類の系図についてのお話でした。

高校の生物の先生のあだ名がミトコンドリアでした。それから数十年後、映画「パラサイト・イブ」で現れたのは葉月里緒菜で、そのイメージのギャップに驚きました。

ミトコンドリアDNAは、ほぼそのままの形で母親から受け継ぐということで、DNA鑑定(親子鑑定)でも活躍しています。母子の鑑定はほぼ100%確実にわかりますが、父子の鑑定はそれほど精度が高くないのはこのためです。需要の面では父子鑑定の方が多そうなのに皮肉な話です。それだけ、父子のつながりは母子に比べて希薄だということですね。

この鑑定作業を世界規模で行い、各民族のつながりを調べたのが篠田先生ということになります。ホモ・サピエンスはしばらくアフリカ大陸で暮らしていて、そのうちの数百人がアジア大陸に出てきたのだろう…とそんなことまでわかるんですね。

家系図と言えば、普通は父方をたどり、他の家族や嫁いだ娘は関係なくなります。国とか民族の境界を越えることは珍しい。しかしミトコンドリアDNAを基にした生物学的な系図、いわば本当の系図には民族とか国境が見えてこない。しかも、何十億という人間のルーツは、アフリカから移住してきた数百人に帰着する。これは、しっかり頭に入れておくべきですね。

ホモ・サピエンス誕生から現在までを一年とすると、8月頃までアフリカに居たことになるそうです。それから、アジア→アメリカへと移った人々と、アジア→ヨーロッパへと移った人々がいる。この人たちの再会がコロンブスの新大陸発見となるわけです。この我々が歴史として把握しているのは、一年というタイム・スケールでいうと大晦日になるとのこと。

今日の我々の文明が、いかに近視眼的で、忙しく、刹那的、衝動的なものであるか…考えさせられました。

《つづく》
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