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小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。
私は冷めた子供だったので、こういうは所詮作り話として、ちゃんと読んだことがなかったように思います。今、大人になってから読んでみて、正直面白い。
弱い女の人を監禁してしまうというような事件が残念ながらよくあるようです。そしてそういう関係が続くと監禁されている方もその状況から逃げ出そうとしなくなることがよくあると聞いたことがあります。
それとは微妙に違うでしょうけど、監禁されてしまったヒキガエルが、いずれ自分を食い殺すと言っているミミズクの部屋を掃除したり、お茶を御馳走したり、いろんな話をして楽しませたり…という奇妙な生活。
ヒキガエルにしてもミミズクにしてもしっかり擬人化されていて、列記とした登場「人物」なわけですが、それでもヒキガエルとかミミズクとか言われると、捕えたり監禁したり食い殺したりということが仕方のないことだと思えるのは不思議です。
逆に言うと、こういった寓話はヒキガエルとかミミズクとか穏当な役者を使って、かなり不穏当な物語を描いているとも言えます。
私の中では、ヒキガエルをかよわい女性に置き換えた瞬間から、このヒキガエルの冒険物語がサスペンス劇場のように見えてきて、かなりアダルトな話として楽しむことができました。
最後のどんでん返し、とても感動的でした。