アレルギーの話を見て、家畜小屋や肥え溜めが散在し、エンドトキシンが飛び交っていただろう昔の日本…とイメージしていたのですが、中世のヨーロッパはもっと凄かったらしい。アレルギー予防という観点からすると、昔の日本よりずっと恵まれていたらしい。

「ハイヒールの起源は?」というクイズをテレビで見ました。「もともとは外見ではなくて、実用的な目的で作られたらしい。それは何か?」という問題だったのですが、道端に落ちている排泄物を踏まないで歩くため!という答えを聞いてビックリ!

確か、ベルサイユ宮殿辺りで宴が繰り広げられていた頃、下水が完備されておらず、排泄物を窓から道路に捨てていたらしい、と聞いたことがあります。気を付けて歩かないと頭からかぶることになったとか。当然、路上はひどいもので、女王様のようなとんがったハイヒールが必要だったことでしょう。

街はエンドトキシンに溢れ、アレルギーになる人などいなかったことでしょう。その代りペストが大流行したわけですけど…

女王様と言えばブタ。ブタ小屋は汚い所の代名詞のように使われます。ブタさんは決して汚い所が好きなわけではないのでしょうが、昔の中国ではトイレにブタを飼っていて、人糞を餌にしていたことなどがあるからかもしれません。

以前、日本人は「ウサギ小屋の働き蜂」と呼ばれ、からかわれていました。あの頃にハイヒールの起源を知っていたら…と悔しくなります。そうしたら、こう言い返してやるんだった。

「あなたたちの祖先はブタ小屋のような街に住んでいたじゃないか!」