トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Tag:サンタクロース

余りにも使い古されたダジャレですが、クリスマスは苦しみます。サンタクロースというのが、本当に悩みの種。

欲しいものが何なのか分からないので、おもちゃやさんに連れて行ったりするわけですが、目移りしてなかなか決まらない。「これがいい」とすんなり決まったとしても、サンタ名義のプレゼントだと子どもの前で買うわけにもいかない。

今回は、妻が子どもたちの目をそらしている隙に私が離脱して、サンタ名義のプレゼントを買い、車に隠してから、何食わぬ顔で合流するという方法を取りました。

「パパ、どこに行ってたの?迷子になったらダメでしょう!」とか、言われながら…

人に見られないように行動するというのは、何か悪いことをしているみたいで、そのスリルは多少快感ではありますが、何かと忙しい年末には面倒くさいくなります。本当のことを言った方が楽なんだけど…

熟睡したところ見計らって、枕元に置く。これでサンタの任務終了…

2011/12/24 23:45:54
サンタクロース作戦完了(^-^)v おやすみなさい…


翌朝は、娘に起こされました。「パパ、サンタさん来たみたい…」嬉しそうに言いました。

「中身、見たの?」と私。「まだ見てない」と娘。

中身を見る前に私を起こしたところが、何だか嬉しかった。やっぱり、まだバラさないでおこう。
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先日、観音様や阿弥陀様をサンタクロースに例えた書き方をしまして、軽過ぎたかなと反省する機会がありました。

毎日、子供と接する身としましては、クリスマス前のサンタクロースというのは絶大な力を持っておりまして、「そんなことしたら、サンタさんが何も持ってきてくれないよ!」という一言は「南無観世音菩薩」とか「南無阿弥陀仏」と称える以上に効果があります。それだけ、サンタクロースというのは子供にとって紛れもない現実なのかもしれません。

とは言え、軽過ぎたかなとは思っています…

さて、そんな折、司馬遼太郎の本を読んでおりまして、「おや!?」と思う一文に出くわしました。

「おそらく人類がもった虚構のなかで、大日如来ほど思想的に完璧なものは他にないであろう。」

仏教を哲学として見た時に大日如来が最も完璧な思想であろうという意見には全くもって賛成なのですが、上記のようなことを考えていた折でしたので、「虚構」という言葉にちょっと引っかかったのでした。

ただ、サンタクロースの場合もそうであるように、人それぞれ言葉の重みは違うかもしれないな…と思いました。

考えてみれば、小説家というのは「虚構」をメシの種にしている人たちです。日々、自分の頭の中の構想という「虚構」をいじり続けているはずです。ある意味において、目の前の現実よりもずっとずっと現実的なものかもしれません。

科学者であれば仮説という「虚構」に身を置くことになるでしょう。寝ても覚めても、原子核と電子の間を行ったり来たりしているかもしれないし、宇宙の果てのブラックホールの中を覗き込んでいるかもしれない。

宗教であるならば、その宗教が主張する「虚構」の中に身をおき、それを現実よりも現実的なものと捉えることが信仰ということなのだと思います。

経済社会の中で生きている一般人も、お金という「虚構」の中に、言うなれば、紙きれの中に金(金が持つ値打ちもまた「虚構」なのでしょうが)にも相当する値打ちを見出し、命を削って働いているわけです。経済活動において、紙きれが内包する価値は全くもって疑いようのない現実なのであります。

いずれにしても、一時的にその「虚構」という超現実にのめり込むことはあったとしても、「虚構」として素に帰る器用さ(虚数軸と実数軸を使い分ける器用さ)は持っていないといけないということでしょうか…
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「嘘をつくな!」ということですね。「ふもうご」を変換したら、「不毛後」となりました。「不毛後に嘘つくな!」となると「カツラはやめろ!」という状況を連想してしまいました(笑)。

小泉純一郎元首相が「音楽遍歴」という本を出しました。キャッチコピーは「真実のうそは感動的だ」。意味不明ですが、???と思わせて買わせる魂胆ですね。

嘘は何でもかんでもダメ!というほど、仏教は浅薄幼稚な教えではないと思います。「嘘も方便」の方便は元は仏教用語であり、人を助けるための手立てのひとつと解説されますが、要はその人のためについた嘘ですから。

賛否は分かれますが、癌の告知をしないことはその人のためを思ってつく嘘のひとつですね。私の知人でも、奥さんに告知しないで最期まで看護を続けた方がいらっしゃいます。「癌だとは告げなかったけれども、分かっていたようです。ある時から病気のことをピタリと聞かなくなったから。聞いたら私が困るということを知っていたんでしょう。妻はそういうヤツでした。」…何とも涙を誘う話です。

子供に夢を与えるメルヘンや、感動を生む物語(フィクション)はたくさんあります。これらは全て嘘。サンタクロースはかつてどこかに実在したかもしれないけれども、今の日本に本物はいません。でも、みんなが守り続けている嘘です。嘘も良いものと悪いものがあるということです。

人を騙すような嘘はいけないということですね。ばれた時に心が不毛になるような嘘はいけない。逆に、ばれた時に心が温かくなるような嘘ならば、許されると思います。

実際問題、子育てで一切嘘をつかなかったら、収拾がつきません。

《つづく》
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