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「嘘をつくな!」ということですね。「ふもうご」を変換したら、「不毛後」となりました。「不毛後に嘘つくな!」となると「カツラはやめろ!」という状況を連想してしまいました(笑)。

小泉純一郎元首相が「音楽遍歴」という本を出しました。キャッチコピーは「真実のうそは感動的だ」。意味不明ですが、???と思わせて買わせる魂胆ですね。

嘘は何でもかんでもダメ!というほど、仏教は浅薄幼稚な教えではないと思います。「嘘も方便」の方便は元は仏教用語であり、人を助けるための手立てのひとつと解説されますが、要はその人のためについた嘘ですから。

賛否は分かれますが、癌の告知をしないことはその人のためを思ってつく嘘のひとつですね。私の知人でも、奥さんに告知しないで最期まで看護を続けた方がいらっしゃいます。「癌だとは告げなかったけれども、分かっていたようです。ある時から病気のことをピタリと聞かなくなったから。聞いたら私が困るということを知っていたんでしょう。妻はそういうヤツでした。」…何とも涙を誘う話です。

子供に夢を与えるメルヘンや、感動を生む物語(フィクション)はたくさんあります。これらは全て嘘。サンタクロースはかつてどこかに実在したかもしれないけれども、今の日本に本物はいません。でも、みんなが守り続けている嘘です。嘘も良いものと悪いものがあるということです。

人を騙すような嘘はいけないということですね。ばれた時に心が不毛になるような嘘はいけない。逆に、ばれた時に心が温かくなるような嘘ならば、許されると思います。

実際問題、子育てで一切嘘をつかなかったら、収拾がつきません。

《つづく》