旅行好きの方
「飛行機と船で旅行してきました!」という話ではありません…あしからず。
「空海の風景」(中公文庫)
「『空海の風景』を旅する」の「プロローグ 『空海の風景』への旅はこうして始まった」を読みました。
考えてみると、私は司馬遼太郎の本を一冊通して読んだことが一度もありません。司馬遼太郎にはNHKの「街道をゆく」から入ったものですから、一部抜粋の文章にばかり慣れていて、ところどころ映像が入ってこないと物足りない。でも、あの文章の独特な雰囲気は好きです。
弘法大師に興味を持ってから、ずっと司馬遼太郎のこの本は読みたいと思っていました。でも、このブログの読書日記でないと読破する自信がなかったので、ずっと書庫に眠らせておりました。
NHKの「街道をゆく」の映像に朗読を入れていくというスタイルは、司馬遼太郎自身がこだわったもののようです。
ドラマの形にしてしまうと脚本化の作業が間に入りますから、原作が見えてこないことが多いです。好評の大河ドラマ「風林火山」にしても「天地人」にしても、原作があっさりしているのが幸いしてか、脚本家の腕の見せ所が多く、大河とは思えないくらいに面白いお話になっています。
それはそれでいいのですが、原作が面白い場合にはドラマにしてしまうのはもったいない。新鮮な魚は刺身の方がいいじゃないか、ということです。
司馬遼太郎の最高傑作と言われるこの作品、NHK取材班の本と読み比べながら、ゆっくりじっくり、旅していきたいと思います。
《つづく》
「飛行機と船で旅行してきました!」という話ではありません…あしからず。
「空海の風景」(中公文庫)
「『空海の風景』を旅する」の「プロローグ 『空海の風景』への旅はこうして始まった」を読みました。
考えてみると、私は司馬遼太郎の本を一冊通して読んだことが一度もありません。司馬遼太郎にはNHKの「街道をゆく」から入ったものですから、一部抜粋の文章にばかり慣れていて、ところどころ映像が入ってこないと物足りない。でも、あの文章の独特な雰囲気は好きです。
弘法大師に興味を持ってから、ずっと司馬遼太郎のこの本は読みたいと思っていました。でも、このブログの読書日記でないと読破する自信がなかったので、ずっと書庫に眠らせておりました。
NHKの「街道をゆく」の映像に朗読を入れていくというスタイルは、司馬遼太郎自身がこだわったもののようです。
ドラマの形にしてしまうと脚本化の作業が間に入りますから、原作が見えてこないことが多いです。好評の大河ドラマ「風林火山」にしても「天地人」にしても、原作があっさりしているのが幸いしてか、脚本家の腕の見せ所が多く、大河とは思えないくらいに面白いお話になっています。
それはそれでいいのですが、原作が面白い場合にはドラマにしてしまうのはもったいない。新鮮な魚は刺身の方がいいじゃないか、ということです。
司馬遼太郎の最高傑作と言われるこの作品、NHK取材班の本と読み比べながら、ゆっくりじっくり、旅していきたいと思います。
《つづく》