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「胡蝶の夢」の『荘子』は面白いですね。
湯川秀樹氏の文が引用されていますが、「小学校へ入る前から、漢学、つまり中国の古典をいろいろ習った。」とあり、中学校に入るころには「もっと違った考え方」を求めてお父さんの書斎をあさったとのこと。就学前にL教材ということでしょうか?
そして、やはり「荘子を特に面白いと思うようになった」とのこと。同じ物理学を勉強した人間として、とても嬉しいというか、納得です。知魚楽は、確か中学校の国語の教科書に湯川さんの文章が載っていて、それで初めて知りました。論理学の面白さというか、奥深さを知りました。「ここまで言われても反論するのか!?」という荘子と恵子の頭の良さというか、議論好きというか、「いい加減にしろよ!」と言いたくなるほどのしつこさというか…感嘆したものです。
今回も再読することができて、良かったです。
『孟子』に関しては、論理的な『荘子』と比較すると雲泥の差です。そのことが解説文にも書いてあるので、それを読んで「だよね!」と納得しました。ところが、学校の授業では、なかなかここまで批判的な評論はしてくれません。そうすると、「だよね!」という強い共感は生じなくて、結局、「よく分からない…」という印象で終ってしまうのではないでしょうか?
「だよね!」ではなくて、「僕は『孟子』好きだな」という感想を持つ人もいるかもしれませんが、それはそれで印象に残るし、漢文に興味を持つきっかけになり得ると思います。実際、私は『墨子』に関しては同情的でした(笑)
白黒ハッキリした解説文が良いと思います。
【グラス片手に大人の公文】国語〔L-060〕