【動き】
・掌屈(屈曲):〔可動域〕85°(橈骨手根関節50°,手根中央関節35°)
・背屈(伸展):〔可動域〕85°(橈骨手根関節35°,手根中央関節50°)
・橈屈:〔可動域〕25°(橈骨手根関節12.5°,手根中央関節12.5°)。回内位より回外位の方が大きい(橈骨茎状突起と舟状骨がぶつかる)。
・尺屈:〔可動域〕55°(橈骨手根関節33°,手根中央関節22°)
【筋肉】
橈側手根屈筋:掌屈● 橈屈▲ 肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
長掌筋:掌屈● 肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
尺側手根屈筋:掌屈● 尺屈● 肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
長橈側手根伸筋:●背屈 ●橈屈 肘関節▲伸展
短橈側手根伸筋:●背屈 ●橈屈 肘関節▲伸展
尺側手根伸筋:●背屈 ●尺屈 肘関節▲伸展
浅指屈筋:▲掌屈 肘関節▲屈曲,MP▲屈曲,PIP●屈曲(示指〜小指)
深指屈筋:▲掌屈 MP▲屈曲,PIP▲屈曲,DIP●屈曲(示指〜小指)
総指伸筋:▲背屈 肘関節▲伸展,MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(示指〜小指)
示指伸筋:▲背屈 MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(示指のみ)
小指伸筋:▲背屈 肘関節▲伸展,MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(小指のみ)
長母指屈筋:▲掌屈 MP●屈曲,PIP●屈曲(母指),母指CM▲掌側内転
長母指伸筋:▲背屈 ▲橈屈 MP●伸展,PIP●伸展(母指),母指CM▲橈側外転▲掌側内転
短母指伸筋:▲橈屈 MP●伸展,PIP▲伸展(母指),母指CM▲橈側外転▲掌側外転
長母指外転筋:▲掌屈 ▲橈屈 前腕▲回外,母指CM●橈側外転●掌側外転
【その他】
・手根管:手根骨と屈筋支帯(長掌筋腱の下)の間の管腔。正中神経と3つの掌側滑液鞘が通る。
・掌側滑液鞘:橈側から、1.橈側手根屈筋腱腱鞘(橈側手根屈筋腱),2.長母指屈筋腱腱鞘(長母指屈筋腱),3.総指屈筋腱腱鞘(浅指屈筋腱,深指屈筋腱)。
・背側の滑膜性腱鞘:伸筋支帯の下に6本ある。橈側から、1.長母指外転筋と短母指伸筋,2.長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋,3.長母指伸筋,4.総指伸筋と示指伸筋,5.小指伸筋,6.尺側手根伸筋。
【関節】
橈骨手根関節:
・橈骨,舟状骨,三角骨で構成される楕円関節。
・〔靭帯〕背側橈骨手根靭帯,掌側橈骨手根靭帯。
・関節包は薄い。
・尺骨と手根骨の間には関節円板があり、直接に関節は作らない。
手根中央関節(手根間関節のひとつ?):
・豆状骨を除く遠位と近位の手根骨の間の複関節で、変形した蝶番関節あるいは半関節。
・〔靭帯〕骨間手根間靭帯,背側手根間靭帯,掌側手根間靭帯,放射状手根靭帯。
・関節腔は狭く、相互に連結している。
・豆状骨と三角骨は豆状骨関節を独立して形成する。
手根中手関節(CM関節):
・中手骨と遠位手根骨列との関節。
・〔靭帯〕背側手根中手靭帯,掌側手根中手靭帯,豆中手靭帯。
・第1中手骨と大菱形骨は鞍関節で、関節包は独立。→母指CM関節。
・第2中手骨と大菱形骨,小菱形骨,有頭骨、関節包と関節腔は共通。可動性は殆ど無い。
・第3中手骨と有頭骨、関節包と関節腔は共通。可動性は殆ど無い。
・第4中手骨と有頭骨,有鉤骨、関節包と関節腔は共通。若干の可動性が有り、母指との対向運動に寄与。
・第5中手骨と有鉤骨、関節包と関節腔は共通。若干の可動性が有り、母指との対向運動に寄与。
参考文献1「基礎運動学」
・掌屈(屈曲):〔可動域〕85°(橈骨手根関節50°,手根中央関節35°)
・背屈(伸展):〔可動域〕85°(橈骨手根関節35°,手根中央関節50°)
・橈屈:〔可動域〕25°(橈骨手根関節12.5°,手根中央関節12.5°)。回内位より回外位の方が大きい(橈骨茎状突起と舟状骨がぶつかる)。
・尺屈:〔可動域〕55°(橈骨手根関節33°,手根中央関節22°)
【筋肉】
橈側手根屈筋:掌屈● 橈屈▲ 肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
長掌筋:掌屈● 肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
尺側手根屈筋:掌屈● 尺屈● 肘関節▲屈曲,前腕部▲回内
長橈側手根伸筋:●背屈 ●橈屈 肘関節▲伸展
短橈側手根伸筋:●背屈 ●橈屈 肘関節▲伸展
尺側手根伸筋:●背屈 ●尺屈 肘関節▲伸展
浅指屈筋:▲掌屈 肘関節▲屈曲,MP▲屈曲,PIP●屈曲(示指〜小指)
深指屈筋:▲掌屈 MP▲屈曲,PIP▲屈曲,DIP●屈曲(示指〜小指)
総指伸筋:▲背屈 肘関節▲伸展,MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(示指〜小指)
示指伸筋:▲背屈 MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(示指のみ)
小指伸筋:▲背屈 肘関節▲伸展,MP●伸展,PIP●伸展,DIP●伸展(小指のみ)
長母指屈筋:▲掌屈 MP●屈曲,PIP●屈曲(母指),母指CM▲掌側内転
長母指伸筋:▲背屈 ▲橈屈 MP●伸展,PIP●伸展(母指),母指CM▲橈側外転▲掌側内転
短母指伸筋:▲橈屈 MP●伸展,PIP▲伸展(母指),母指CM▲橈側外転▲掌側外転
長母指外転筋:▲掌屈 ▲橈屈 前腕▲回外,母指CM●橈側外転●掌側外転
【その他】
・手根管:手根骨と屈筋支帯(長掌筋腱の下)の間の管腔。正中神経と3つの掌側滑液鞘が通る。
・掌側滑液鞘:橈側から、1.橈側手根屈筋腱腱鞘(橈側手根屈筋腱),2.長母指屈筋腱腱鞘(長母指屈筋腱),3.総指屈筋腱腱鞘(浅指屈筋腱,深指屈筋腱)。
・背側の滑膜性腱鞘:伸筋支帯の下に6本ある。橈側から、1.長母指外転筋と短母指伸筋,2.長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋,3.長母指伸筋,4.総指伸筋と示指伸筋,5.小指伸筋,6.尺側手根伸筋。
【関節】
橈骨手根関節:
・橈骨,舟状骨,三角骨で構成される楕円関節。
・〔靭帯〕背側橈骨手根靭帯,掌側橈骨手根靭帯。
・関節包は薄い。
・尺骨と手根骨の間には関節円板があり、直接に関節は作らない。
手根中央関節(手根間関節のひとつ?):
・豆状骨を除く遠位と近位の手根骨の間の複関節で、変形した蝶番関節あるいは半関節。
・〔靭帯〕骨間手根間靭帯,背側手根間靭帯,掌側手根間靭帯,放射状手根靭帯。
・関節腔は狭く、相互に連結している。
・豆状骨と三角骨は豆状骨関節を独立して形成する。
手根中手関節(CM関節):
・中手骨と遠位手根骨列との関節。
・〔靭帯〕背側手根中手靭帯,掌側手根中手靭帯,豆中手靭帯。
・第1中手骨と大菱形骨は鞍関節で、関節包は独立。→母指CM関節。
・第2中手骨と大菱形骨,小菱形骨,有頭骨、関節包と関節腔は共通。可動性は殆ど無い。
・第3中手骨と有頭骨、関節包と関節腔は共通。可動性は殆ど無い。
・第4中手骨と有頭骨,有鉤骨、関節包と関節腔は共通。若干の可動性が有り、母指との対向運動に寄与。
・第5中手骨と有鉤骨、関節包と関節腔は共通。若干の可動性が有り、母指との対向運動に寄与。
参考文献1「基礎運動学」