トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

Category: ★鍼灸治療室トガシ

「花嫁人形」という童謡、御存知だろうか?

「金襴緞子(きんらんどんす)」とか「文金島田」とか、「???」のまま子どもの頃は歌っていた。何のことか分かったのはだいぶ後のこと。

先日、伺ったお客様。いつも施術中にラジオをかけて下さるのだが、その日は国会中継。ラジオを付けた瞬間に「ゲエ!」っと悲鳴をあげて、たまたま手元にあったCDをかけて下さった。

「何でも良いよね?国会中継なんかより。」「はい!」

合唱のCDだった。俗人には題名も分からない、何と歌っているかも分からない、辛うじて日本語だと分かる格調高い歌が続いた。それでも、オジサンたちの無意味な茶番劇を聴いているよりはだいぶ良い。

何曲か目が「花嫁人形」。やっと、意味が分かる歌になった…と思ったのだが、あれ?本当に意味わかってんのか?と自分に突っ込まれた。「何で、花嫁御寮は泣いてるんだ?」

この歌、いきなり「キンランドンス」なので、その後にどんな「???」が来てもスルーしてしまう。気づいたら、半世紀もこの疑問をスルーしている。かなり深刻な曲調で、聞く人にしっかりと疑問が投げつけられている…。

花嫁御寮はなぜ泣くのだろう?

すぐに思いつくのは両親との別れ。「長い間、お世話になりました。」で、ドッと涙を流す。でも、花嫁御寮より父さんが号泣しそうだな…。

花嫁の涙の意味は何?

相手がとんでもないブ男だった?ギャンブラー?大酒飲み?酒乱?浮気者?愛の無い結婚?できちゃった婚?政略結婚?借金のかた?姑が意地悪ばあさん?弱みを握られてる?

気になって仕方がないので、うちに帰ってから調べてみた。この歌ができたのは大正末期。でも、新婦の涙の理由なんて今も昔も変わらないような気がする。

「結婚して幸せになるわけないじゃないの!」と講演で喝破して、独身時代の私を笑わせてくれたのは美輪明宏さんだった。「そんなの宝くじに当たるより難しいですよ!」「みんな『おめでとう!良かったわね〜!』と言いながら、陰では『罠に引っ掛かった。ざまぁみろ!』ってほくそ笑んでいるんですよ!」

まあ、そういう人もいるかもしれませんが…。

検索しているうちに、「童謡の謎」という本を見つけた。早速読んでみた。作詞家本人が答えを残しているわけではないので筆者(合田道人さん)の推理ということになるのだろうが、悲しい話だった。



やはり、こういうのは「???」のまま、いろいろ憶測するのが良いのかもしれない…と思いながらも、他の童謡の謎も読まずにはいられなかった。
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今回、次女が進学する学校の都合で、郵便局に行った。

処理を待っている間、お婆さんがやってきた。彼女は窓口の順番を待つために、紙片を取らなければいけないことを知らなかった。更には、彼女はその紙片に番号が書いてあること、彼女の順番はその番号によって知らされること、彼女の番号を呼ぶのは目の前のお姉さんではなく機械の合成音であることを知らないようだった。

おかげで、私はお婆さんの肩を叩き「順番が来たので、あの窓口へどうぞ!」と言う機会を与えられた。

「俺は何ていい奴なんだ。」と自分で自分を褒めていると、今度は杖をついたお婆さんが娘さんとおぼしき人に付き添われて入ってきた。私は、自分が一番窓口に近い席、もし優先席を設けるならこの椅子になるだろうと思われる席に座っていることに気がついた。

「ここ、どうぞ。」と言って、席を譲る機会も与えられた。

親切をすると気分がいい、ということに改めて気がついた。ホモサピエンスがこんなに繁栄できたのは、利他心を持っていたからではないかという説を本で読んだばかりだった。ネアンデルタール人とかと生存を争っていた頃に、自分の仲間を助けることにささやかな喜びを感じる遺伝子を獲得し、それが優位に働いたのではないかという仮説だ。

親切は御礼を言われたいからではない。「俺は何ていい奴なんだ。」と思うと気持ちいいからだ。確か、オキシトシンが出ると言われている。オキシトシンは健康にも良い。

「情けは人の為ならず」ということだね。
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触察Plainプラン33分2000円
触察Mediumプラン73分4000円
触察Premiumプラン113分6000円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
・33分で 1657円 (前月比-5円)

出張費:
・人数に関わらず:373円 (前月比+5円)

追加項目:
・鍼50円(1本)、灸50円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)100.4は1月のものです。
※当院の価格に対する考え方はこちら

・3月の価格
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平均:2617円
最安値:1800円
最高値:6000円

※当院の価格に対する考え方はこちら

・1月の客単価
・2月の価格
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車の左側のドアを開けて、運転席に座る。室内が広い割には運転席は幾分窮屈に感じる。でも、その窮屈さは、シートベルトを締めてステアリングを握った時、しっかりコックピットに納まったという安心感に変わる。ステアリングの真ん中にはバイエルンの青空を表わすエンブレム。イグニッションを回すと、ブルンと音を立てて白い虎は大きく身を震わせる。アイドリング状態でも、喉を鳴らして唸り続ける。アクセルを少し強く踏もうものなら、虎はアスファルトに爪を立て、キーッと道路が悲鳴をあげる…

かつて、左ハンドルの外車に乗っていたことがある。記憶の整理をしていて思い出した。地味な私の人生の中では、珍しい思い出だ。外車なんて自分の性に合わないと思っていたが、とても状態の良い中古で、安くするからと言われ、渋々入手した。

新潟の社長夫人が所有していたという代物で、白くて上品なのだが、エンジンを回せばなかなかの暴れん坊。アクセルの加減に敏感に応えてくれる快感は、車に詳しくない私にも分かった。沈み込むようなFR独特の加速とアウトバーン仕様の高速での安定感もたまらなかった。

高速を毎日飛ばしたい、サービスエリアに住みたい、とさえ思った。

今現在は軽自動車に乗っている。運転席はもちろん窮屈だが、しっかりコックピットに納まったと感じられる。ステアリングのエンブレムは六芒星。これはバイエルンの夜空に光っている(ことにする)。イグニッションを回せば、子猫なりに身を震わせる。ハイブリッドではないので、エンジン音はゴロゴロ、周囲を威嚇する。

運転しながら、記憶を基に外車を運転している臨場感を重ね合わせる。繰り返していると、運転時の快感を錯覚できるようになってきた。たかが軽自動車を運転しているのにワクワクする。

…面白きこともなき世を面白く。
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平昌オリンピックが終わった。感動のシーンが何度も繰り返し放送されている。何度見ても飽きない。

自分の力を出し切った瞬間、勝利を確信した瞬間、メダルが確定した瞬間、喜びが顔や体に表れた姿は見ている側も嬉しくなる。真似したくなる。

ガッツポーズ、パワーポーズとも言うらしい。このポーズをしただけでテストステロンとかが分泌され、その後のパフォーマンスにも良い作用があると言われた。その後、反証されたりもしているが、自分的には良い作用があるような気がする。

「自己変革は達成可能な目標設定から」という言葉をJ.K.ローリング氏(ハリーポッターの著者)のスピーチの中に見つけた。

もちろん金メダルを手にするまで一切喜ばないというスタンスもアリだと思う。でも、一度も喜べない人生になってしまうかもしれない。

それよりは小さな勝ちを積み上げていく方が良い。その都度喜べるから多分こっちの方が楽しい。

朝、目を覚ます。やった!今日も生きてる!ガッツポーズ。

起きた。ちょっと腰が痛いけど、立てる!ガッツポーズ。

痛いのは生きてる証拠!ガッツポーズ。

朝食がうまい!ガッツポーズ。

ティッシュがゴミ箱に入った!ガッツポーズ。

当たり前と片付けずに、ガッツポーズで勝点を稼ごう。

どんなに小さくても、連戦連勝が続くと、ちょっとしたことではへこたれない。
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最近、これまでの人生を振り返り、記憶を整理している。うれしかったこと、楽しかったこと、誇らしかったことなどを思い出し、エバーノートに書き込んでいる。

妻に話したら、「終活?」と怪訝な顔をされた。エンディングノートと間違えたらしい。

それはいいとして、その目的なのだが…

先日、あるお爺さんとお話していたら、どんな話題になっても必ず最後は彼の自慢話になることに気がついた。

凄い!「大丈夫たる者、まさにかくの如くなるべし(十八史略?)」と思った。

老いて視力も聴力も衰えているとは言え、日々いろいろなことを見聞するなかで、彼も心の中で何かをつぶやいている筈である。その内なる声は、どんなことを引き金につぶやき始めたとしても、落ち着くところはきっと彼の自慢話に違いない。

これに勝る長寿の秘訣は無いだろう!と思った。

で、自分の良い思い出をかき集めて組合せ、どんな話題から始まっても良い思い出に行きつくような思考パターンを作ってみようと考えたのだ。

例え「この老いぼれ!クソジジイ!」と罵られたとしても、最終的に私の内なる声は自分の自慢話に行きついて、過去の栄光に耽ることになるのだ。

どんな攻撃をされても自分のエネルギーに替えてしまう恐ろしい怪獣…宇宙大怪獣ベムスターのように。

昔、「…と日記には書いておこう」というCMがあった。


記憶は作り変えることができるらしい。日記に書けば、それが真実になるということもあるだろう。

実際、あのお爺さんの話も本当かどうか分かったものではない。確認のしようもないが、そもそも確認しても仕方がない。その場に居合わせた誰よりも長生きした者の勝ち。

つまりは日記も書いた者の勝ちだ。
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あっという間に半世紀も生きてしまった。この期に及んで、我が人生最大の過ちに気づいた。

「謙虚」と「自責」は、やってはいけないのだ。

もちろん、社交辞令はこの限りではない。うわべだけのことなら、やってもやらなくても、どちらでも構わない。しかし、「内心」とか「本音」とか呼ばれる最も内輪の場所にこの二つを持ち込んでは絶対にいけない。

これまでの私は「謙虚」と「自責」を大切にしてきた。普段の私を知る人が納得できないと言うなら「うわべのことを言っているのではありません」と付け加えよう。

もし持ち込もうものなら、心の晴れる日はなかなかやって来ないだろう。おそらく、うつ病への入り口はここいら辺にあるのだろう。

「謙虚」と「自責」は自分自身の自己評価を下げてしまう。心の中で、青空を見上げることができなくなってしまう。

内なる声が繰り返すべき言葉は「俺はすごい!」「I'm good!」
失敗した時には「自分らしくなかった。」「It's not like me.」

これを繰り返すと、心の中の焦燥感は無くなっていく。というよりは、無くなるまで繰り返すと言うべきか。

すると、幾分余裕が生まれて来る。その余裕を取り戻してからの「謙虚」と「自責」は害が少ない。

とにかく、少しでも焦燥感がある時の「謙虚」と「自責」は絶対禁忌だ。
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先日「何歳ですか?」と聞かれたが即答できなかった。

隠そうとしているわけではない。十の位は分かるが、一の位がいくつだったか忘れた。
「19□□年を2018年から引くと…」と計算して、やっと答えた。
「50過ぎるとそうなるんですかね?」と30代の彼に言われた。

考えてみると、自分の年齢を意識する必要は余り無い。

「もう〇年生になったんだから…」なんて説教されることはない。する側に回った。
電車賃は随分前から子供料金の倍額払わされている。
SNSデビューを待ちわびることもなく、SNSができる前に社会人になっていた。
酒を飲んではいけない理由は年齢ではなく、内臓の事情になった。

逆に、年齢の話題を引っ張ると不愉快な事実にばかり出くわす。

親戚の○○さんは自分より若くて亡くなったとか、娘の同級生のお爺ちゃんは自分より若いとか、担任の先生のお母さんが自分より若いとか…。

年金の受給年齢が間近になるまで、年齢を意識して明るい気分になりそうなことは思い浮かばない。

「50になった途端に体にガタが来て、あちこち…」と言う人はとても多い。「50」とは限らない。「60」とか「70」とか「80」とか増えて行けば尚更そう言う人は多い。「30」や「40」で言う人も珍しくない。

でも、年齢の一の位が「0」になったからといって、DNAに時限爆弾が組み込まれている訳でもあるまいし、細胞レベルで特別な意味がある訳がない。

わざわざそんなことを意識して、時限爆弾の脇に縛られている人みたいに、時が経つごとにビクビクして暮らす必要は無いのだ。

忘れればいい。

以前、何年経っても「私は70歳」と言い張るクライアントがいた。5分周期のエンドレステープのように同じ話題を繰り返す彼女は、少なくとも25回は訪れている誕生日に気づいていない。お蔭で、近所に住む彼女の同級生よりは幾分若く見えた。

「えー!もう○○歳なんですか!?全然見えません!」なんて、お世辞でも嫌味でもなく他人から言われるような妖怪みたいなタイプでなければ、「歳」など忘れるに越したことは無い。
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触察Plainプラン33分2000円
触察Mediumプラン73分4000円
触察Premiumプラン112分6000円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
・33分で 1662円 (前月比±0円)

出張費:
・人数に関わらず:368円 (前月比±0円)

追加項目:
・鍼50円(1本)、灸50円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)100.7は12月のものです。
※当院の価格に対する考え方はこちら

・2月の価格
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