その日は、なぜかお客様のネコが
とても愛想が良かったのです。

中に入っていくなり
ニャー!ニャー!と寄ってきて
私に体をこすりつけます。

いつもは無反応なのに。

ネコが人違いしてる?
それとも、私がネコ違い?

「よく来たね〜」
「会いたかったよ〜」
「うれしいな〜」
と言っているようにしか見えません。

この謎を解いてくれたのは
クロネコでした。
「お荷物です〜」

飼い主が玄関の扉を開けた瞬間、
ネコは外に飛び出していきました。

これまで私が帰る時に、
玄関を開けた瞬間
ネコが出て行ったことが
何度もありました。

きっと、こう言っていたに
違いありません。

「ちょうど良かった〜」
「外に出たかったんだよ〜」
「まだ帰らないの?」

そう、私はネコにとって
ドアマンだったのです。

お気をつけて…
いってらっしゃいませ…

私は心の中で
つぶやきました。


こんにちは!
ス ー ッ と 楽 に な る !
出 張 は り き ゅ う 師 の
とがし としみつ です。


言葉は
分かりやすいのが良いに
決まっています。

話の展開は
理路整然としているほうが良い。

名詞は
できるだけ限定的なほうが良い。

いろんな解釈が成り立つようでは
何を言いたいのか分からなくなる。

説明文や論説文などは
こういった条件を満たしていなければ
致命的です。

ですが、読むほうとしては
そういう文章ばかり読んでいると
疲れます。

妄想好きの私は
いろんな解釈ができる文章を読んで
妄想の種にしたい。

あるいは
書いてあることに感情移入して、
疑似体験してみたい。

つまり、小説とか物語が
読みたくなります。

例えば、『アリとキリギリス』なんて
ツッコミどころ満載。

アリもキリギリスも
本能のまま生きているのであって、
働いて蓄えておこうとか
遊べるだけ遊んで楽しもうとか
考えていないと思います!

そもそも
アリとかキリギリスの考えが
分かるんですか?

アリとキリギリスが
交渉したり共生関係を築いた例は
報告されていますか?

などなど。

でも、「アリのように
備えておかないとダメだよ…」
と言われれば、
そうかな…と思ったりする。

「キリギリスのように
楽しむ生き方もアリ(!)だと思うよ」
と言われれば、
元気が出てきたりもする。

誰のことを言っているのか分からない
荒唐無稽な話でさとされた方が
腑に落ちたりします。

これは、情が動くから
なのだと思います。

理路整然としていると、
頭での理解で終わってしまうので
腑に落ちる所まで行かない。

そう考えると、
ネコの「ニャーニャー」なんて
素晴らしい文章です。

夏目漱石がそれを解釈すれば
歴史的な文学作品に
化けるのですから。

人間も、年を取ると
名詞が出てこなくなります。

私の老父は
代名詞のヘビーユーザーです。

「アレでナニして欲しいんだが」
とか平気で言います。

これは、
ご想像にお任せします的な
穴埋め問題なわけですが…

エッチな要望にしか聞こえない…

私が文豪なら小説が書けるでしょう。
(官能小説かも)

でも、想像力が養われます。

要望の本質を見極めて、
本人が意図している
「アレ」や「ナニ」ではない物、
もっとふさわしい物を
与えることもできます。

もっと速い馬が欲しい
という人々に対して、
ヘンリー・フォードは
自動車を提供しました。

ビジネスやケアにも
想像力は大切なようです。


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