「コウギョクか…酸っぱいよね」
テレビを見ていた母がポツリ。

画面を見てみると、
映っていたのは真っ赤なリンゴ…

ではない!

来年から本格販売を予定している
サクランボの新品種「やまがた紅王」の
プレデビューのニュースでした。

紅王は、
500円玉大という大粒のサクランボです。

真っ赤に膨らんだ紅王は、
小さなリンゴに見えなくもない。

しかも漢字を比べると、
真っ赤で小さめのリンゴ
「紅玉(こうぎょく)」とソックリ。

母は、こういう皮肉のこもった勘違いが
得意なのです。
(無自覚なので始末が悪い)

それはともかく、
王と玉の対比は
将棋の王将と玉将に似ています。

天童市は、
サクランボはもちろん
将棋の駒の産地でもあります。


こんにちは!

ポポンッと出版!
電子書籍出帆プロデューサーの

とがし としみつ です。


先日、『峠 最後のサムライ』を
見てきました。
https://touge-movie.com/

約20年前の『ラストサムライ』を
思い出させるタイトルです。

アメリカの南北戦争は
1865年までの4年間。

一方、
日本の戊辰戦争は1868年から一年半。

今回の映画を見て知ったのですが、
戊辰戦争は
東軍と西軍に分かれていたようです。

こちらは東西戦争だったのですね。

映画館に早く着いたので、
上映までTwitterの投稿をチェック。

原作を何度も読んだという
熱烈なファンが
たくさんおられるようです。

さすが司馬遼太郎。

一方、予備知識が無いまま見たので
話がよく分からなかった…
というコメントも。

私も予備知識ゼロでしたので、
正直言うとストーリーが
よく分かりませんでした。

あれ?負けたの?
あー、今度は勝ったの?
河井さん今、新潟なの?福島なの?

戦場は混乱が付き物なので、
まあリアルに見ることができたと
言えなくもないですが(笑)。

熱烈なファンの方でしたら、
すぐに1868年の何月頃かを察し
奥羽越列藩同盟の動向なども
想起しながら
継之助の心と共鳴して
感動できたのでしょう。

残念ながら私は、
役所広司さんの名演技を見ながらも
格好いいとも美しいとも
思いませんでした。

いや、絶対にそう思ってはいけないと
自分を戒めていたような気がします。

それは、長岡藩が
ウクライナと重なって見えたから。

南北戦争終結で
御用済みになった小銃や大砲が
日本に売りつけられたようです。

それは、武器を供与されながら
戦い続けるウクライナに酷似。

戦争は絶対に避ける!
そのために軍備が必要として、
増強を図った継之助の政策は
現在の日本と同じです。

小千谷談判の決裂は、
スイスのようになることの難しさを
私たちに教えてくれます。

安保条約があるからと言っても、
日本が攻められた時に
米軍は守ってくれないだろうと
池上彰さんはおっしゃっていました。

米議会の承認が必要ですが、
承認されるとは思えないというのです。

これは長岡藩で考えれば
分かりやすいかもしれません。

長岡藩の状況がいくらひどくても、
会津藩や庄内藩が代わりに
犠牲を負って戦ってくれることを
期待するのは虫が良すぎます。

ウクライナのように、
私たちは武器供与を受けながら
戦うことになるのか。

他国から
サムライ・スピリット!とか
持ち上げられながら。

長岡や会津での戦いが
悲惨を極めたのは、
サムライとしての誇りを
捨てなかったからです。

しかし、誇りを守り続ければ
敵味方の別なく死傷者は増える…

継之助と同じ状況に立たされた時
私たちはどんな選択をすればいいのか?

映画が終わるまで
そんなことばかり考えていました。

帰宅してから、戊辰戦争中の
奥羽越列藩同盟の動向を
調べてみました。

(なぜか
東北電力のエリアと重なっている)

調べて分かったのは、
オセロゲームのように
バタバタ引っくり返る状況の中で、
全ての藩が継之助のような
苦渋の選択を迫られていたこと。

天童藩は、いち早く
新政府軍(西軍)側に付きますが、
庄内藩の猛攻に大敗。

列藩同盟(東軍)への参加を
余儀なくされます。

家老の吉田大八は切腹。

ところが、そのたった数か月後に
天童藩は新政府軍に降伏。

王将だったか玉将だったか
わからなくなるような
目まぐるしい展開です。

継之助はサムライであり
家老であったからこそ、
藩主の決定に殉じました。

そういう立場でなかったら、
長岡はおろか日本にさえこだわらずに
商いをやったかもしれません。

サムライとは
命よりも名誉を大切にする人たち。

私たちはサムライではありません。

命を大切にする文民です。

でも、サムライのような気持ちで
戦争を決めることも可能です。

どちらが正しいとか、
どちらであるべきだとかは
ここでは論じません。

ただ、どちらを選ぶにしても
日本国民として
しっかりした覚悟が必要です。

河井継之助を
最後のサムライとするのか、
私たちが新しいサムライとなるのか…

コロナのために
上映を延期したということですが、
2年前に見ていたら
こんなに考えることは無かったですね。



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