次女が小学校を卒業した。卒業式の日の夜は保護者が先生方に感謝を表す会があり、例年余興をすることになっている。私たちがやることになったのはこれ。「バナナマン日村のバブリーダンス」。



こういうテレビ番組は最近全然見てなくて、とんねるずや天海祐希さんたちが何で笑っているのか分からなかった。その上、ダンスなんて中学生の時のフォークダンス以来じゃないだろうか。

ともかく、やるしかない…。

ところがである。何回も動画を見ているうちに笑えるようになってきた。そして、動きを解析しているうちに、このお姉さんたちがカッコよく見えてきた。

素早い動きなので、映像をスマホで連写してコマ送りで何度も見た。手や足が何度も動いているように見えるのは残像による錯覚で、それほど動かしていないことが分かった。

というより、その効果を狙って振付を考えているわけで、凄い!と感動してしまった。

最初の練習で左膝がグキリと言った。少し腫れて痛みがある。半回転して左足だけでジャンプする動きがある。全く難易度が違うが「羽生結弦選手も頑張ったんだから」と自分に言い聞かせた。

出来の方は、他人の評価はいざ知らず、自己採点では満点である。若い頃よりもうまくできた自信がある。なぜなら、今の私には脳科学の知識があるから。

まず、動作を間違ったら、今のは違うという事実だけを受け止めて、後は忘れる。正しい動作はどうなんだろうということだけを考える。「どう間違ったんだろう」と反芻するのは禁忌。

逆に、うまくできた時には大袈裟に喜ぶ。大いに自分で自分を褒める。何度も反芻する。良いイメージの反芻とは、言い換えればイメージトレーニングである。

以上2点を留意するだけで、今までの自分では信じられないほど短時間の練習で、ほどほどのクオリティーを出すことができた。

自信がついた。エフィカシー(自分の能力に対する自己評価)が上がった。

今度は何に挑戦しようかな…。