***Let sleeping dogs lie!***

小さい時、山菜採りが好きな父と山に行ったことがある。でも、私が見つけるのはヘビばかり。足を踏み込むたびにヘビが動き出しては逃げていく。山菜どころではないのである。

父は山を登っていくのも速かった。ピョンピョンとサルのように上に登っていく。とても追いつけるものではない。「ここにいっぱい生えてるから、ここで採ってなさい!」と言って、山猿は立ち去ってしまう。残された母と私は目の前の山菜には目もくれず、まずヘビがいないかを探すのである。

「ヘビ捕まえに来たんじゃない!」と戻ってきた山猿に叱られたものである。それ以来、私たちは山菜採りに行かなくなった。

数年経って振り返った時、「やぶへび」とはよく言ったものだと思った。こんな言葉があるということは、探さなくてもよいヘビを探して突っつく人が昔から多いということだろう。

さて、山菜採りに限らず、人生の色々な場面で同じことが言えそうである。

ヘビばかり探している人は、ヘビを見つけるのが上手になる。だから、世の中はヘビばかりだと思うようになる。

山菜ばかり探している人は、山菜を見つけるのが上手になる。だから、世の中は山菜ばかりだと思うようになる。

要はどっちが幸せかということである。そこは、言わずもがなである。

もちろん、ヘビを見つけるのが上手になってヘビを捕まえて売っても良いわけだし、山菜ばかりに目を奪われて毒蛇に噛まれるということもあるだろうが…。そういったケースは例え話なので除外させていただく。

これは、先日のポジティブシンキング関連と言えるかと思う。