11月25日に、関戸博樹さんの講演を聴いてきました。フリーランスのプレイワーカーです。
まず、面白いと思ったのは、遊びの定義。関戸さんの定義は「自分で自分の物差しを決める」ということ。昨年伺った天野先生のお話の中の3番目の条件と同じだと思われます。
自分で好きなようにやって、自分で良かったと思えればいい。
ですから、遊び方が決まった遊具(アトラクション)で、そのルールにのっとって遊ぶのは遊びではないと言えるかもしれません(子ども自身がその決まった遊び方以外では絶対に遊びたくないと望んでいれば別でしょうが)。
関戸さんがスライドで示された、すべり台の例が分かり易かったです。すべり台を両足を伸ばして座った状態で滑るのが第一の段階です。次にうつ伏せになって頭を下にしてスケルトンのように滑っていくのが第二の段階。さらにすべり台のスロープの方を下から登ろうとするのが第三の段階。それぞれに名前が付いていました。英語でも書いてあったので、外国で学術的に研究されているようです。
第一の滑り方が正しい滑り方で、それ以外は普通はNGです。もし私の娘がやっていたら「やめなさい」と言ってしまうでしょう。でも、自分が子どもの頃は、全部やっていました。第二、第三をやってみたくなるのが、子どもとしては自然だと思います。
で、おそらく第二、第三のような、ノーマルな方法から外れた滑り方こそが、「自分で好きなように」やる本当の遊びということなんだろうと思います。
遊具がきちんと整備されていて、スタッフがきちんと監視しているような場所では、本当の「遊び」はできないはずなんですね。子どもを遊ばせたいのであれば、放置にはならない程度の放任をする必要があります。
大人は、ほどよい管理不行き届きな状態を意図的に作り上げなければいけないのです。
リスクが必ず生じるし、毎日やっていれば必ず何か起こるでしょう。大人(プレイワーカー、プレイリーダー、一般の人)はその時を想定して、責任者探しをしなくても良いような状態、つまり信頼関係の構築が大切ということになります。今回も、私は、育成会(地域の親と子が参加する会)の人間として参加させていただきましたが、こういった信頼関係の下に活動をするという点では同じです。
これまで、地域の大人たちが誰から頼まれるでもなく当たり前のこととして、程々に不行き届きな管理をしてきていたのに、ここに来てそれが自然消滅しつつある。故に、プレイワーカー、プレイリーダー、そしてあそびあランドのような場所が必要なのだということ。しっかりと再認識することができました。
まず、面白いと思ったのは、遊びの定義。関戸さんの定義は「自分で自分の物差しを決める」ということ。昨年伺った天野先生のお話の中の3番目の条件と同じだと思われます。
自分で好きなようにやって、自分で良かったと思えればいい。
ですから、遊び方が決まった遊具(アトラクション)で、そのルールにのっとって遊ぶのは遊びではないと言えるかもしれません(子ども自身がその決まった遊び方以外では絶対に遊びたくないと望んでいれば別でしょうが)。
関戸さんがスライドで示された、すべり台の例が分かり易かったです。すべり台を両足を伸ばして座った状態で滑るのが第一の段階です。次にうつ伏せになって頭を下にしてスケルトンのように滑っていくのが第二の段階。さらにすべり台のスロープの方を下から登ろうとするのが第三の段階。それぞれに名前が付いていました。英語でも書いてあったので、外国で学術的に研究されているようです。
第一の滑り方が正しい滑り方で、それ以外は普通はNGです。もし私の娘がやっていたら「やめなさい」と言ってしまうでしょう。でも、自分が子どもの頃は、全部やっていました。第二、第三をやってみたくなるのが、子どもとしては自然だと思います。
で、おそらく第二、第三のような、ノーマルな方法から外れた滑り方こそが、「自分で好きなように」やる本当の遊びということなんだろうと思います。
遊具がきちんと整備されていて、スタッフがきちんと監視しているような場所では、本当の「遊び」はできないはずなんですね。子どもを遊ばせたいのであれば、放置にはならない程度の放任をする必要があります。
大人は、ほどよい管理不行き届きな状態を意図的に作り上げなければいけないのです。
リスクが必ず生じるし、毎日やっていれば必ず何か起こるでしょう。大人(プレイワーカー、プレイリーダー、一般の人)はその時を想定して、責任者探しをしなくても良いような状態、つまり信頼関係の構築が大切ということになります。今回も、私は、育成会(地域の親と子が参加する会)の人間として参加させていただきましたが、こういった信頼関係の下に活動をするという点では同じです。
これまで、地域の大人たちが誰から頼まれるでもなく当たり前のこととして、程々に不行き届きな管理をしてきていたのに、ここに来てそれが自然消滅しつつある。故に、プレイワーカー、プレイリーダー、そしてあそびあランドのような場所が必要なのだということ。しっかりと再認識することができました。
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