「図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室」の第6章「どうにでもなれが挫折につながる」を読みました。

ストレスによって「闘争・逃走反応」が起こると、脳は気分を安定させるために、気が晴れるようなことをしようとします。これが「どうにでもなれ」です。こういった自己防衛の機能が脳にあることは、この本で初めて知りました。これが目標達成を妨げる場合があるということです。

食事制限を続けていたとき、「もういいや」と無性に好きなものを好きなだけ食べたくなることがありました。食べたいのに食べられないというストレス、あるいは食べてしまったという自責のストレス、こういったものが「闘争・逃走反応」を引き起こし、挫折してしまうようです。

興味深いのは、前回も出てきたドーパミンです。

ドーパミンは「闘争・逃走反応」が起こると盛んに分泌され、脳は報酬を求めます。結果、冷静な判断ができなくなり、どんな誘惑も魅力的に感じてしまいます。

これを防ぐには、セロトニンやガンマアミノ酪酸など気分を高揚させる脳内物質や、オキシトシンなどの気分をよくするホルモンを活性化することです。具体的には、エクササイズやスポーツ、読書や音楽、家族や友だちと過ごす、マッサージなどが挙げてあります。