自分を変えるには五感を変えると良いということなんですが、仏教と似ていると思いました。

不変の確固たる自分というのは無くて、外界を五感で感じ取ったその情報によって「自分」が作られているという人間観です。

五感にはそれぞれ「自分」が設定したフィルタがかかっているでしょうから、そのフィルタを別なタイプと交換してみると、世界の見え方・感じ方が変わり、それにつれて「自分」も変わっていく…。

全くもって「五蘊の仮我」ですし、このYoutubeのタイトルは「照見五蘊皆空」として欲しいくらいです。

仏教は物理学(特に量子力学)と似ている点が多々ありますが、心理学にも言えそうです。

治療師として仕事をしていると、「痛い自分」というものを頑なに堅持し、それを癒すために依存するものをひたすら求め続けているような人と出会うことがあります。これは完全な袋小路です。

「自分」に入ってくる情報を変えていくことによって、「自分」というニューラルネットワークに変化が起きてくるはずです。そういう人へのアドバイス法として、何かヒントを得たような気がします。