自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「1.筆談とは何ですか?」(p12〜13)【How are you writing these sentences?(p18-20)】を読みました。

NHKのテレビでも映っていましたが、直樹さんの文字盤(alphabet grid)が英語版の18ページに示されています。

どんな経緯か非常に興味あるところですが、文字盤でならコミュニケーションが取れる!という何か確信のようなものがお母さんにはあったのでしょうか?ヘレンケラーの水のエピソードのような感動が示されています。

【p19】
At first I never dreamt I could make it work, but now I'm well able to express my true self using only a computer and an alphabet grid.

This was an incredible feeling! Not being able to talk means not being able to share what you're feeling and thinking. It's like being a doll spending your whole life in isolation, without dreams and without hopes.

できるようになるまでには大変な苦労があったようです。話し言葉としての自分の言葉はすぐに消えてしまったり逆の意味になってしまったりするのに、文字盤を媒介することで固定することができるようです。

自閉症の人全てに共通することではないかもしれませんが、大きな可能性を示す興味深い事実です。

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