自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「はじめに」(p2〜4)【PREFACE(p15-17)】を読みました。

【p15】
It was very hard for me to act like a normal person, and even now I still can't ‘do’ a real conversation. I have no problem reading books aloud and singing, but as soon as I try to speak with someone, my words just vanish. Sure, sometimes I manage a few words - but even these can come out the complete opposite to what I want to say!

頭の中で起きていることは、他人からは分かりません。というか、その母親でさえも分かりません。

ところが、幸いなことに、東田直樹さんは自閉症であるにもかかわらず自分の考えていることを表現することができます。誰にも理解できなかった、想像すらできなかった、自閉症の人々の心の中を垣間見るチャンスが到来しました。

【p16】
So why can't I do these things? During my frustrating, miserable, helpless days, I've started imagining what it would be like if everyone was autistic.If autism was regarded simply as a personality type, things would be so much easier and happier for us than they are now.

この彼の悲痛な叫びを目にしたとき、私は涙が止まりませんでした。

世の中には、いろんな障害を持った方々がたくさんいます。「知的」と言われる方々もいれば、手や足など「身体」の場合もあります。でも、皆(everyone)と心が通じないことが、最も悲しい最もつらい「障害」なのだと思いました。障害を持った方々と健常者との間に何も心の障壁が無ければ、障害は単なる個性に過ぎません。

単なる個性を障害足らしめている心の障壁、それこそが「バリア」であり、「障害」なのです。

恥ずかしながら、以下のNHKの放送を見て、私も初めて東田さんのことを知り、Mitchellさんのことを知りました。放送後、書店に注文が殺到したらしく、英語版はすぐに入手できましたが、日本語版はなかなか入手できませんでした。日本語版を待ちながら英語版を手にするうちに、この英文をしっかり読んでみたいと思うようになりました。これから、両書を見比べながら読んでいきたいと思います。







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