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「自学自習への道」の「2.ちょうどの学習が教育にはもっとも大切」(p40〜93)を読みました。(小林教室収蔵

まず、学習には基礎学力が必要(p49)だということ。たとえ今現在、何年生であっても、どこまで身についているという身の丈に合わせて、学年を(下の方に)越えて、基礎学力を付けさせることが必要です。

基礎学力が学年に追い付いてきたとき、「能力の低い生徒ほど、教材をさきに進める」(p54)という学習法が有効な場合があることが、公文式の中では知られています。

残念ながら良い結果に結びつかない場合もあるわけですが、その場合の一因として考えられるのは、生徒自身が「挑戦的な学習」(p66)ができていないということ。指導者がうまく導いていかなければなりません。

壁にぶち当たったときの突破口(p76)として、数学国語英語の場合が説明してあります。

「ちょうどの学習」ができているかどうかをチェックするポイント(p79)として、3つのちょうどについて説明してあります。

面白い話があったので、引用しておきます。
《以下引用(p74)》
学校やその補習をする塾などでは、問題の解き方をまず標準形でもって提示します。あたらしい単元の導入にも人一倍、こだわります。こうした問題なら、まずこうして、こういうように解くという定石にしたがわないと、だめにします。

小学校1年生の足し算の授業を参観したとき、「7+8」の答えを生徒に挙手させて言わせるという授業を見たことがあります。そのときおどろいたことには、なんと、当てられた生徒がこう答えたのです。「答えは15です。そのわけは、……」。どうやら、8から3を借りてきて、7+3にして10、10に8−3=5を足して15と言わせようとしたかったのでしょう。こうしたやり方しか認めないのです。

先生は初めが肝心だからといいますが、この「初めが肝心」が問題です。自学自習で進む場合、どうあろうと、7+8の答えは15です。これ以上のものではありません。
《引用終り》

『「何を教えるかではなく、何を教えないか」の教育』という点と、『余白をのこして、自学自習の遊びをひき出す』という一節がありました。

私は、いろいろな考え方・プロセス(極端に言えば十人十色)があっても、最後の答えが合っていればOKというところが好きで、算数が好きでした。だから、上のような指導をされたら算数は嫌いになっただろうし、理系には行かなかったと思います。

《インデックス》

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