「新・ヒトの解剖」の「4.五臓六腑」(p68〜141)を読みました。(小林教室収蔵

《以下引用(p119)》
無脊椎動物の肝臓は腸の一部がふくらんだ盲腸のようなもので、そこに食べものを直接たくわえ、ゆっくり消化・吸収する。たとえば、つぼ焼きにして食べるサザエでは、巻いた殻の先のほうにある肝臓は、そこにたまった食べものの海草のために緑色をしている。
《引用終わり》

確かに、さざえを引っぱり出すと先っちょは緑色してますね。

《以下引用(p119)》
脊椎動物では、肝臓は腸とのつながりをうすめ、腸の壁に分布する血管=門脈をとおして間接的に栄養分を吸収し、貯蔵するようになる。そして、小腸とはわずかにその排泄物である胆汁をおくることでつながっているにすぎない。

こうして、肝臓は、腸の一部から、門脈と肝静脈の二本の血管によって、いわば宙づりになった、からだの奥にかくされた臓器になっている。肝臓の病気は発見がむずかしく、黄疸などの症状があらわれたときにはすでに手遅れのことが多いのは、そのような事情によるのである。
《引用終わり》

先に書いた肝硬変の描写は壮絶でした。症状が表れたときには、スゴイことになってるんですね…。

《インデックス》

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