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2013年度受験用公立中高一貫校適性検査問題集(みくに出版)の「 千代田区立九段中等教育学校」(p249〜267)を読みました。(小林教室収蔵

〈適性検査2(p249〜255)〉
2.−問4.
植物原料をも使った「やわらかいペットボトル」に関する問題。「いろはす」のペットボトルではないかと思われます。いろはすのHPでは555mlとなっていますが、ボトルの重さ12gはピッタリ同じ。樹脂使用量を40%削減となっていますが、問題ではどうなんでしょう。

2.−問4.(1)12gの75%ですから、12×75÷100=9(g)です。
2.−問4.(2)20gから9gへの削減です。9gは20gの45%ですから、減らした分は100−45=55(%)です。HP発表は控えめですね。

3.「通信の歴史」という、これまた興味深いテーマです。

3−問1.のろしの煙が4km先まで見えるということで、まず4kmが地図上で何cmかですが…
4km→400000(cm)÷50000=8(cm)となります。解答では直径8cmの円を描いているようなのですが、4km先まで見えるのであれば半径8cmの円を描かなければいけないのではないかと思うのですが、どうなんでしょう。

のろしは、隣ののろし台が煙を上げたのを見て自分が上げるという形で伝達していくもののはずですから、隣ののろし台の煙が見える範囲内に無ければおかしいと思います。半径8cmの円であれば、双方ののろし台がお互いに確認できますが、直径8cmではお互いに確認できず、ここで通信が途絶えてしまうことになりますけど…。私、間違ってますでしょうか?

3−問4.(2)圧縮データを書いてみます。
3.2.3
2.4.2
1.2.1.2.2
0.2.2.2.2
3.4.1
2.2.2.2
2.2.2.2
3.4.1
以上、30個のデータになりますから、30÷64=0.46875で、46.88%となります。

〈適性検査3(p256〜264)〉
2.歯車の問題。「自転」と「公転」という言葉が出てきますが、意味をしっかり理解できれば2つの回転を区別すると分かりやすいということが分かると思います。

2−問4.
解答例で補う必要もないかな、と思っていたのですが、アとイ、逆じゃないですかね?
写真9の歯車E→歯車ア、歯車F→歯車イという置き換えです。2と3分の2回転したので、公転分の1回転を引くと1と3分の2。仮分数にすれば3分の5。ですから、歯の数は5:3でいいはず。解答はア:12、イ:20で、比率は合っているようなのですが、歯車アの方が小さければ歯車イの自転は1回転しない(5分の3回転)はずです。ア:20、イ:12が正解ではないでしょうか?もちろん、比率が同じで歯の数が10以上あれば、いくつでもかまいませんけど、解答は間違いではないかと…。

3.料理からの問題ですが、料理って頭使うんだよな…と再認識するような内容です。「料理が上手な人」というのは、今では花婿に求められる条件でしょうか。確かに、料理が上手なら仕事もできるかもしれません。

3−問1(1).
底面積は、ア:19×17=323、イ:23×18=414、ウ:27×23=621です。
アとイの場合:1300÷(323+414)=1.7659…≒1.8(cm)
イとウの場合:1300÷(414+621)=1.2560…≒1.3(cm)
ウとアの場合:1300÷(621+323)=1.3771…≒1.4(cm)
このうちいずれかひとつを答えればOK。

3−問1(2).
アとイの場合(深さは1.8cm)
ア:323×1.8÷70≒8.3(杯)、イ:414×1.8÷70≒10.6(杯)

イとウの場合(深さは1.3cm)
イ:414×1.3÷70≒7.7(杯)、ウ:621×1.3÷70≒11.5(杯)

ウとアの場合(深さは1.4cm)
ウ:621×1.4÷70≒12.4(杯)、ア:323×1.4÷70≒6.5(杯)

このうちいずれかひとつを答えればOK。

3−問2(2).私もやってみましたが、たかしくんの作業のB3とE1が解答と逆でした。どちらでもOKだと思います。それ以外のバリエーションは無いのではないでしょうか。

〈適性検査1(p267〜265)〉
外山滋比古「知的創造のヒント」〈ちくま学芸文庫〉と井村裕夫「若い研究者のために」〈東京大学出版会〉、セレンディピティーに関する2つの文章を読み比べての問題です。

セレンディピティーという言葉、知りませんでした。ある物を取りに2階に上ったんだけど何を取りに来たか忘れて、全く関係ないものを見つけ、それを持って1階に戻るような時に使いたいと思います。残念ながら、頻繁に使うことになりそうです。

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