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2013年度受験用公立中高一貫校適性検査問題集(みくに出版)の「仙台市立青陵中等教育学校」(p39〜44)を読みました。(小林教室収蔵

1.(p39〜40)
昼夜間の人口の変化、面白いデータです。ただ、夜間の方が人口が多い太白区と泉区でも、その差を合せても10万人には至らないようです。しかし、青葉区の昼間の人口増加は15万人ほど。つまり5万人超が仙台市外から昼間に流入するということのようです。

1−2.(2)
これは岩手県立一関第一高等学校附属中学校1の問題3と同様、凍った水がどうなるかの問題です。

1−3.
国分寺に関する問題。一時期、近くを通勤で通っていたのですが、全然気づきませんでした。残念です。この問題も、陸奥国分寺を特に引っ張り出さなくともいい内容でちょっと残念。もう少し、仙台の国分寺について知りたかった。

2.(p40〜42)
2−1.問題に校章が出てきたので、学校のホームページで確認させていただきました。確かにこの形ですね。ここから図形の問題を出してしまうというのはなかなか斬新w。

2−2.
この問題は絵を見た時に「難しそう!」と思ったんですが、それほどでもないですね。

2−3.
これは、手間を惜しまず計算するしかない問題です。人数の方は、初期値をxにして、入場者数を足し、退場者数を引いていけば、解けますね。

時間の方は、開会式・休憩×5・閉会式の合計がちょうど60分で、これは温存します。開始時刻9:00から終了時刻13:20までは4時間30分、これから先ほどの60分を引いた3時間20分(200分)が発表時間になります。これを50分減らして150分にするということは、割合にすると3/4にするということ。吹奏楽部の演奏時間は50分ですから、50×3÷4=37.5(分)。小数点以下切り捨てて37分になります。

3.(p42〜44)
山形県が題材になっています。ありがとうございます。
3−1.解答例では、最上川が庄内平野で取れた米を集めるのに使われたように書かれているのですが、庄内平野は南北に伸びる平野であるのに対し、最上川は東西に横切る川なので、ワタクシ的にはちょっと違和感があります。まあ、川の水運で運んだことには変わりがないと思いますが。

3−3.は花粉の問題。宮城県の問題の2−2でも花粉が出ていました。

3−4.さてさて。山居倉庫の米俵から、こんな難しい問題が出てくるとは思いませんでした。
(1)角を丸めた三角形の形で段々大きくなっていきます。丸めた角の部分は3つ合せると俵の円周と同じになりますから、1段→2段で増えるのは3つの辺の部分。一辺は俵の直径に等しいですから、40cm×3=120cmとなります。で、段を1段増やすと、各辺ごとに40cm増えるので、増分に関しては何段であるかに関わらず120cmでいいようです。

(2)ア.今度は角を丸めた六角形が出てきました。同様に考えると、1番目→2番目で増えるのは6つの辺の部分ですから、40cm×6=240cmとなります。2番目で240、3番目で480…ということはn番目では240×(n−1)。

三角形の場合は、2段で120、3段で240…ということはm段では120×(m−1)。17段のときは120×16。240×(n−1)が120×16になるのはn−1=8のとき。つまりn=9。答えは9番目。

(2)イ.六角形に束ねたときの俵の個数はどう表わされるでしょうか。n=1のときは1個。n=2のときは周囲に6個増えて7個。n=3のときは7個の周囲に12個増えて19個。n=4のときは19+18=37個。n=5のときは37+24=61個。n=6のときは61+30=91個。n=7のときは91+36=127個。n=8のときは127+42=169個。そして、n=9のときは169+48=217個。

mとかnとか使って漸化式で解くのは高校で習うはずです。小学生は、どうやって解くんでしょうね。

◆作文(p44)
ミヒャエル・エンデの『モモ』の中からの出題です。くもんの推薦図書F-48です。

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