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山形県東根市にできる公立の中高一貫校の説明会が先日ありまして、今度は妻が行ってきました。

うちの娘たちもタイミング的には間に合うのですが、入れた方がいいのか(入れるかどうかは別にして)非常に悩ましいところです。どんな学校になるのか、分からないですから。そこで、現段階で、どんな学校を目指すのか…といったところが大きな関心事なわけです。

でも、聞いてきた妻の感想は、「矛盾だらけだ!」ということでした。いろんな理想を掲げているのに、具体的な内容はそれを目指しているようには見えない点がある…。

それを聞いた私の感想は、現段階で県側でいろいろ画策していても、結果としてどんな学校になるかは別問題だな、ということ。理想の通りに学校が運営できるのなら、教育に関する問題などほとんど存在しないはずですから(笑)

今現在、運営されている学校であれば、その卒業生や在校生、その保護者などに「どんな学校ですか?」と聞くことはできます。そこで得られる情報には良いこともあれば悪いこともあるでしょうから、そこから抱くイメージは現実とのギャップはあるとしても、誤差(?)の範囲だと思うのです。

しかし、これからできる学校に関してはそうはいきません。県側からの説明には「理想」しかありません。その言葉を聞いてこちらも勝手にイメージを膨らませます。学校ができて、実際の運営が始まった瞬間、「理想」が「現実」に、形而上から形而下に堕ちてくる毎日が始まります。そのギャップはどれほどのものか…ギャンブルと言えます。

さて、妻が持ち帰ったその時の資料を見ましたら、適性検査(要するに入試問題ですが、選抜試験という言い方はしないらしい)の例がありました。

これがなかなか面白い。国語なのか、算数なのか、理科なのか、社会なのか…いずれの要素をも含んでいる問題。子どもから出された質問が真面目な問題だと思って必死に考えていたら、なぞなぞだった!という経験をお持ちの方は少なくないと思うのですが、国語の問題だと思って考えていたら実は算数の問題だった!ということが、この適性検査では起こりそうだ!

もっとも、そういう科目ごとの縦割り構造が出来上がっているのは頭の固い大人ばかりであればいいのですが、かわいい子どもたちがそういう先入観にとらわれて、解ける問題も解けなかったなんてことになるとかわいそうです。

こういう問題の傾向は、公立高校の入試問題にも見られまして、例えば「世界地図から世界の都市の経度を読み取り、時差を計算して、東京を○時に離陸した飛行機が××時間のフライトで△△という都市に到着したときの現地時間を答えなさい」みたいな問題が社会の問題として出されています。でも、理科(地学とか物理)とか算数の問題として出された方がふさわしいような問題です。

中学入試程度の難易度の問題で、小学生のうちに、こういうコウモリ(どちらともつかないという喩えです)のような出題傾向に慣れておくのは、中高一貫校を志望していない人にとっても有意義だろう、と思いました。保護者としても興味あるところです。

そんなわけで、適性検査の問題集を買ってみました。機会があれば、このブログで取り上げてみたいと思います。

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