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L教材の120番まで終わりました。

『戦国策』は前漢の時代にまとめられたもので、前漢の前の戦国時代のことが書かれています。いくつもの国がある中で、その間の外交交渉を担う「説客(ぜいかく)」という人たちがいました。彼らが使った弁論術、詭弁や巧みな比喩や寓話が、一国の命運を救っていくところは実に痛快です。

「蛇足」「漁夫の利」「先づ隗より始めよ」の一節が教材では引用されています。いずれも以前習ったものですし、故事成語として今まで何度も使いましたし、寓話の内容もだいたい覚えているのですが、戦国時代の外交交渉で使われていた点だけはすっかり忘れていました。

それだけ、寓話が面白いということだと思います。

『陶淵明』の「桃花源記」「飲酒」「五柳先生」などは確かに高校で習いました。「五柳先生」を「ゴリラ先生」と呼んで喜んでいた記憶があります。「桃花源記」は、不思議な国に迷い込むところや風刺がきいているところなど、「ガリバー旅行記」に似てます。

「飲酒」の「ここに真の意あり、弁ぜんと欲してすでに言を忘る」は、『荘子』の「真の弁説は理論を振り回さないものであり、言論が分析的になればなるほど真実というものは把握できない」という考え方をベースにしているとのこと。とってもいい解説文を引用して下さっています。

呂律が回らないほど酔っぱらって、困ったものですね…という意味だとばかり思っていました。

【グラス片手に大人の公文】国語〔L-120〕