治療法が効く理由は、すべて解明されているわけではありません。解明されているようで、実は単なる仮説に過ぎないというのが殆どかもしれません。ただ、その仮説にも説得力の有るものと無いものがある…。操体法に関しては、よく分かりません。

操体法の考え方を改めて読ませていただいて、やはりよく分かりません。「からだの設計にミスはない」という本は以前読ませていただきましたが、解剖学等の勉強をすればするほど、人体は矛盾だらけで「失敗の進化史」だという捉え方のほうが自然だと思えるからです。

また、実際に治療してもらったことがありますが、「こっちとこっちでどっちに動かすのが気持ちいいか?」ということを何度も聞かれて、患者としてはそれを考えるのに疲れてしまうし、「反対に動かすと余計悪くなる」と言われてしまい、怖くなりました。そもそも「あなたの症状ならこっちに動かす方が気持ちいいはずだ」と治療師の側で言い当てるべきものなんじゃないかと疑問を持ってしまいました。

そんなわけで、基本的なやり方は教わったのですが、自分の治療には取り入れていません。ただ、効果を否定しているわけではありません。

ある筋肉に力を入れるとその拮抗筋の緊張が取れることがあって、これは神経を介した反射であると説明されているのを、以前読んだことがあります。操体法の効果は、例えばこの反射のようなメカニズムで説明するのがいいんじゃないかと思っています。

ところで、この筋肉に力を入れると拮抗筋の緊張が取れるということ…これはそのまんま筋トレでも期待できる効果だと思います。

《つづく》